2022年1月20日 (木)

220120 ホシハジロの妙技

220120hosiha ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■エリア内にある大きなの水面を見ると…

■『ホシハジロ』のメスと、『オオバン』の姿があり、どちらも繰り返し潜水していました。

■今回は、『ホシハジロ』の潜水採餌の様子を撮影してみました。

■この種…、ユーラシア大陸の中北部で繁殖し、冬になるとアフリカやアジア南部で越冬します。

■日本は、本種の越冬地としては最も北に位置するみたいです。

■恐らく「バイカル湖」あたりから飛来しているのではないかと思います。

■その潜水スタイルは…、水面から少しジャンプして頭からダイブ…

■ほんの2~3秒で水面に出てきますが、『ヒメガマ』の茎や根を食べているのでしょう。

■エビやカニなどの甲殻類も食べるようですので、『スジエビ』や『ザリガニ』なども食べているのかも知れませんね。

■そして…

■特別サービスなのか、水面から体を半分以上持ち上げる、まったく「謎」の行動もみせてくれたのです…(O_O)

 写真集 - 220120hosiha.pdf

 ◆写真1~6: 潜水スタイル

 ◆写真7~12: 謎の行動(一種の妙技?)

 ◆写真13: 潜水の合間の小休息

2022年1月19日 (水)

220119 最後のジョロウグモ

220119jyorou ■ここは、北河内の淀川沿いのため池群…

■水面が多いせいか、小さな飛翔昆虫も多いのでしょう…夏にかけては『コガネグモ』の…、そして盛夏の頃からは『ジョロウグモ』の大きな網が目立つようになります。

■夏が終わる頃には『コガネグモ』は姿を消してしまいますが、『ジョロウグモ』の方は…、こちらは結構寒くなるまで頑張っていますね…(*_*)

■10月頃には、大きなお腹の個体が目立つようになり、11月には産卵ラッシュ…

■梅の木などの幹のあちこちに「卵のう」を見るようになりますね。

■この「卵のう」の中には、いったいどれくらいの数の卵が入っているのでしょうか?

■調べてみると…

■400~1,500個くらいだそうで、5月下旬頃に孵化するみたいです。

■孵化してから、無事に繁殖できるまでに成長できるのはごくわずかなのでしょうね…

■11月になると、オスの姿を見ることはほとんど無くなりますが、産卵を終えてスリムになったメスはと言うと…

■産卵後の行動には、かなり個体差があるようです…

■卵のうを保護するため、命尽きるまで覆い被さるような姿勢を取っている個体、元の網に戻っていく個体、別の場所で新たに網を張る個体、どこかへ行ってしまって行方不明の個体…

■まぁ、いくら網を張ったところで、寒さが増すに連れ、獲物が網にかかる数も激減するでしょうから、12月に入るとほとんどのメスも姿を消してしまうのです…

■で、でも…

■12月も末になっても、まだ生きている個体が1匹だけですが、いたのです!!

■あまり粘着力もなく、ほとんど獲物もかからないような網を張っていました。

■その網が傷んでも補修することも張り直すこともせず、ただ、寒さに耐えているみたいでした。

■いったいいつまで生きながらえることができるのでしょうか?

■さすがに、もういないだろう…と思って正月明けの1月4日に見に行くと…

■まだ生きていました…、同じ場所で…、もうほとんど網の形状は失っていましたが…

■飲まず食わずなのでしょうね…たぶん…

■動きませんので、触ってみると…

■大儀そうに脚だけをゆっくりと動かしますので、確かに生きていますね。

■毎日見に行きましたが、いつも同じ場所にじっとしていました。

■1月14日の日には、つかまることもできないほど網がボロボロになっていて、クモはウメの木の枝につかまっていました…

■そして…

■その日を最後に、その姿を見ることはありませんでした…

  写真集 - 220119e38080e8b68ae586ace382b8e383a7e383ade382a6.pdf

 ◆写真1: 10月中旬に撮影した産卵前のメス

 ◆写真2: 12/24撮影

 ◆写真3: 12/27撮影

 ◆写真4: 12/28撮影

 ◆写真5: 01/04撮影

 ◆写真6: 01/05撮影

 ◆写真7: 01/06撮影

 ◆写真8: 01/07撮影

 ◆写真9: 01/11撮影

 ◆写真10: 1/12撮影

 ◆写真11: 1/13撮影

 ◆写真12: 1/14撮影

2022年1月18日 (火)

220118 as bald as a coot

220118oban ■黒くて丸々として、額が白い水鳥が、冬の川や池で群れています。

■「カモ」と一緒にいたりするので、「カモ」の仲間なのでしょうか?

■いえ、違います…、本種は『オオバン』という名前の「クイナ」の仲間です。

■体長は40㎝弱…その仲間内では、最も大きくて丸々太って見えますね。

■全身の大半が真っ黒…、額だけが白いようですが、羽を広げると、次列風切の先っぽも白いのです。

■この「モノトーン」、ヨーロッパでは「美しい」と見られているようですが、英語では「as bald as a coot」という風に使われます…

■直訳すれば…「オオバンのようにはげ上がった頭」というところでしょうか…(>_<)

■ところで、『オオバン』って、「大きなバン」という意味でしょうが、近縁種の『バン』は、何でそんな名前を付けられたのでしょう??

■調べてみると…

■この野鳥、「クルルッ」と大きな声で鳴くので、水田を害敵から守る「田の番をする鳥」として『バン』と命名されたようですね。

■さて、話は『オオバン』に戻しますが、この野鳥、水面に浮かんでいることが多く、水中に潜って水草などを食べている姿をよく見ますね。

■さらに、集団で陸地に上がってきて、地上の草を食べたりもしています。

■食性は植物食傾向の強い「雑食」みたいで、ときに小魚や虫なども食べるようです。

■「写真集」の画像は、淀川で撮影したものです。

■数羽の個体が、センダンの木の下で食事中…

■「地面に落ちた果実を食べているんだなぁ~」と思いながら見ていると…

■どうも「センダンの実」は口に合わないようで、飲み込まずに吐き出していました。

■もっぱら、食べていたのは…

■あまり美味しそうに思えないような、硬そうな草の茎でした…

 写真集 - 220118oban.pdf

2022年1月17日 (月)

220117 だるまさんが転んだ(ツグミ)

220117tugumi北河内の淀川河川敷における、今秋の『ツグミ』の初認は11月下旬でしたが…

■『ツグミ』と言えば、芝生の上で「だるまさん転んだ」をしている野鳥…

■もちろん、そのようなゲームを知るはずもなく、ただ「ちょこちょこちょこ」っと歩いては背筋をピンと伸ばして静止…、また歩いては静止…

■このような行動を繰り返すので、あたかも「だるまさんが転んだ」の練習中…、みたいに見えるのですね。

■でも、越冬のために「シベリア」方面から渡ってきてしばらくは、「だるまさんが転んだ」をしないのです…(-.-)

■地上に降りている姿を見ることは少なく、木の枝にとまっていることが多いからです。

■何で、地上に降りてこないのかと言えば…

■わざわざ外敵に狙われやすい地上で食べものを探さなくても、樹上に「木の実」がたくさん実っているからです。

■一体彼ら、何を食べているのかと言えば…

■「ナンキンハゼ」や「クロガネモチ」、「ネズミモチ」、それに「センダン」の実などを食べたり、「カキ」の果実を食べていますね。

■やがて、それらの果実などが少なくなってくると、地上に降りてきて「ミミズ」などを探して食べているようです。

■年が明けた頃から、地上を歩く姿をよく見るようになりました。

■やはり地上にいるときは、外敵に対する注意を怠ることができない…、それがあの「だるまさんが転んだ」行動に出ているのでしょうね…たぶん…(*^_^*)

 写真集 - 220117tugumi.pdf

 ◆写真1~3、6・7: 樹上の姿

 ◆写真4・5: カキの木でネットに絡まった…

 ◆写真8~11: 地上の姿

2022年1月16日 (日)

220116 ノスリvsカラス

220116nosukara ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■ため池脇の草地で、『コガモ』や「ハト類」の羽が円形に散らばっているのを見ることがあります。

■これは、猛禽類による「捕食痕」ですね。

■これまで、この場所で鳥類を補食する猛禽類としては、『オオタカ』や『ハイタカ』を確認していたのですが、先日、『220113 ダイサギとノスリ』で紹介しましたように、新たに『ノスリ』の存在も確認したところです。

■「たまたま通りがかっただけかなぁ~」とも思っていたのですが、その2日後、また上空に『ノスリ』が飛来したのです…(O_O)

■しばらく旋回飛行をしていたのですが…

■この付近でいつも見かける「カラス」でしょうか…、2羽(ペア?)で現れて、その内の1羽が…

■な、何と『ノスリ』に攻撃しはじめたのです…(O_O)(O_O)

■体長こそあまり差はありませんが、屈強な猛禽に単独で挑みかかっていくなんて…、何とも無謀な…

■『ノスリ』は、特に反撃する様子も見せず、飛び去っていきました…

■結果的に、「カラス」は追い払いに成功したみたいですね。

■この「カラス」…、種類は『ハシボソガラス』…

■この辺りに暮らしている「カラス」はせいぜい2~4羽くらい…、猛禽が飛来してもグループで威嚇するには数が少なすぎるでしょうし、単独で追い払い行動を取るなんて、「無謀」と言うか、この「カラス」にとっては縄張りを守る「決死」の行動なのでしょうね…

 写真集 - 220116nosukara.pdf

 ◆写真1~4: 上空を旋回する『ノスリ』

 ◆写真5~15: 攻撃する『ハシボソガラス』

2022年1月15日 (土)

220115 本当は温和な表情の「アメリカヒドリ」

220115amehido ■先日、『220110 繁殖地の違うヒドリガモ(アメリカヒドリ)』で、『ヒドリガモ』の群れの中に1羽だけ混ざっている『アメリカヒドリ』を紹介しました。

■でも…

■ここのところ、曇天か荒天続きで、本種の「温和」なイメージを伝え切れていませんでした…(>_<)

■日の光が射さないと、目の周りからから後頭部にかけて伸びる、「暗緑色」の羽毛のせいで、何となく「怖い」印象の画像になってしまうのです…

■そしてようやく今回…

■超寒いながらも、太陽が顔を出していましたので、本種の細かな表情を捉えることができたのです!!

■何と、「暗緑色」とばかり思っていた羽毛は、「エメラルドグリーン」に輝いていたのです。

■そして、「何となくいかつい感じ」に見えた顔も、「つぶらな瞳」がはっきりと見えることで、「温和な表情」を感じていただけるかと思います。

■まぁ、性格が「温和」かどうかは、個体差があるでしょうから、何とも言えませんが…(-.-)

 写真集 - 220115amehido.pdf

2022年1月14日 (金)

220114 雪化粧&ユリカモメ

220114yurikamo ■昨年末、「クリスマス」の頃にここ大阪にも「寒波」が襲来しましたが…

■昨日からは、どうやら「最強寒波」が到来したようで、日本海側を中心に「暴風雪」…(>_<)

■ここ大阪でも、強い風が吹きすさび、空気は冷たい、冷たい…

■13日の朝、強風の淀川河川敷を自転車で走っていると…

■淀川のはるか北…、箕面や茨木、高槻の山々はうっすら「雪化粧」…

■その様子と、強風にもめげず川面を飛び交う『ユリカモメ』の姿を撮影しました!!

 写真集 - 220114kamome.pdf

 ◆写真1: 茨木~箕面の山々(赤矢印の先にカモメ)

 ◆写真2~4: 北摂山系とユリカモメ

2022年1月13日 (木)

220113 ダイサギとノスリ

220113saginosu淀川の上空を、5羽の白っぽい鳥が飛んでいきました。

■内、4羽は「サギ」で白くて大きく、脚は黒色ですので『ダイサギ』でしょうね。

■整然と飛んでいる…、と思いきや、何か結構じゃれているような飛び方の個体もいました。

■もう1羽は、途中から離れていきましたが、これは猛禽類の『ノスリ』ですね。

■『ダイサギ』と一緒に飛んでいましたが、もしかしたら獲物として狙っていたのでしょうか??

■いえいえ、体長50㎝強の『ノスリ』に対して、『ダイサギ』の体長は90㎝ほどありますので、獲物にするのは大きすぎて無理ですね。

■と言うことは…

■たまたま近くを飛んでいただけなのでしょう…、たぶん…(-.-)

 写真集 - 220113daisaginosuri.pdf

 ◆写真1~6: ダイサギ

 ◆写真7~9: ノスリ

2022年1月12日 (水)

220112 再び「コガモ」の…

220113kogaeme ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■池の畔のヨシ群落近くで、何かが「エメラルドグリーン」に輝いていたのです…(O_O)

■彩りに乏しい冬の景観の中に、ひときわ目立つ、この謎の緑光沢…

■目を懲らしてみると…

■何と、『コガモ』の脇腹の「羽」だったのです…(O_O)

■既に『211215 コガモのエメラルドグリーン』で、この美しい光沢の羽を紹介したのですが…

■今回見た個体の「緑光沢羽」は、その時の倍の大きさだったのですから、輝きも「ひとしお」でしたね。

■「エクリプス羽」の時も「繁殖羽」の時も、そして「メス」も、脇腹の部分に「緑光沢羽」があるのですが、その部分は「次列風切」…、羽を閉じているときはそこに「初列風切」(羽の先)が被さるように折りたたまれます…

■よって、「次列風切」は下に隠れてしまい、ほとんど見えなくなってしまうのです…(>_<)

■じゃぁ、何でこの個体は、本来隠れているはずの「次列風切」が露出しているのでしょうか??

■恐らく、「エクリプス羽」から「繁殖羽」に生え替わる途中で、「初列風切」が十分に伸びきっていないからではないかと思います…

■そうであれば、間もなくこの「緑光沢羽」は隠れてしまうのでしょうね…

■もちろんそれは「羽を閉じている場合」ですので、羽を広げて飛んでいるときにはよく見えるはず…

■ですが…、何せ飛んでいる姿を上部から見ることは難しいですので、これほどじっくりと「緑光沢羽」を拝むことができるのは、「今」だけなのでしょうね…

■ちなみに、「緑光沢羽」は独自の表現ですので、一般的には通じないことをご了承ください…

 写真集 - 220112kogamo.pdf

 ◆写真1: ヨシの根元に、輝くエメラルドグリーン…

 ◆写真2・3: その正体は…、コガモの羽でした

 ◆写真4: コガモ(オス)の「繁殖羽」 【3月撮影】

 ◆写真5: 繁殖羽のペア 【3月撮影】

 ◆写真6~8: 飛翔時の姿

 ◆写真9: 食痕 (オオタカに補食されたのかも…)

 ◆写真10: 食事スタイル (助清ポーズ?)

 ◆写真11: やはり美しい「緑光沢羽」…(*^_^*)

2022年1月11日 (火)

220111 ケリの飛翔

220111keri ■ここは、北河内の淀川沿いのため池軍…

■ちょうど1年ほど前、『210108 ケリ ケリ ケリッ』 で、毎日のように姿を見る『ケリ』について報告しました…

■そして、このも昨年と同様、この野鳥の姿を見ることが多くなりました。

■ところで、『ケリ』って、あまり姿を見ない春から秋の間、いったいどこで暮らしているの??

■一部の個体は、シベリア方面で繁殖し、冬季に越冬のために渡ってくるようですが、ここ大阪では田畑などで年中姿を見ることができる「留鳥」ですね。

■まぁ、この場所では真夏の8月に飛来したこともありますので、確かに「留鳥」なのでしょうが、毎日のように姿を見るのは冬場…

■国内でも、積雪地の個体は冬季に暖地に移動してくる(漂鳥)ようですので、この時期の方が個体数も増えているのでしょうね。

 写真集 - 220111keri.pdf

 ◆写真1・2: 何かを咥えています…

 ◆写真3: 近くにカルガモ(ペア)が…

 ◆写真4: 2羽いますね

 ◆写真5・6: 右側にいた個体が飛翔

 ◆写真7・8: 左側の個体も飛翔

2022年1月10日 (月)

220110 繁殖地の違うヒドリガモ(アメリカヒドリ)

220110amehido ■昨日は、『220109 ヒドリガモの換羽』を取り上げましたが…

淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■その『ヒドリガモ』の群れが、のんびりと川面に漂っていました。

■その群れを眺めていると…、あることに気付きました!!

■どうやら、既に「ペア」になっている個体が多く、それらの「ペア」が集まって「群れ」を形成しているようなのです。

■春になって、シベリア方面へ渡って行くのでしょうが、「渡り」の前や渡った先で「パートナー」を探しても遅くないのでは…

■いえいえ、それは「危険」なのです…

■万が一、パートナーが見つからなかったり、時間がかかりすぎたりすると、貴重な繁殖期に悪影響でしょうから…

■何せ、本種の繁殖の地は「シベリア」などの高緯度地域…

■子育てに費やすことのできる時間は長くはありません…

■ですから、越冬地に渡ってきたときは、地味な「エクリプス羽」だったオスも、早々に「繁殖羽」に「着替え」て、メスに求愛するのでしょうね。

■それに、メスの方も、独身のオスに追い回されては、ゆっくり食事もできませんので、早々にペアになっておいた方が得策なのかも知れません…(*_*)

■などと考えながら「群れ」を眺めていると…

■どうも、「ペア」になっていない個体が1羽いたのです…

■し、しかも…(O_O)(O_O)

■この個体…本種のオスだとばかり思っていたのですが…

■顔と頭頂部の色が違うのです…

■本種(ヒドリガモ)のオスは、赤褐色の顔に黄色い頭頂部…

■なのですが、この個体の顔は緑とグレー、頭頂部は白いのです…(O_O)

■し、調べてみると…

■『アメリカヒドリ』という「別種」みたいです。

■このように、羽の配色は異なるものの、それ以外は「そっくりさん」…

■まぁ、越冬地は同じでも、繁殖地は違うみたい…

ベーリング海峡を境に、西側(ユーラシア大陸方向)が『ヒドリガモ』…、東側(北米大陸方向)が『アメリカヒドリ』の繁殖地だそうです。

 写真集 - 220110amehido.pdf

2022年1月 9日 (日)

220109 ヒドリガモの換羽

220109hidori ■ここは北河内の淀川沿いの溜池群…

■今冬の『ヒドリガモ』の初認は「10月11日」…

■大陸方面から渡ってきたその頃は、オスは「エクリプス羽」…

■外見はメスと見分けが難しいほど似ており、全体的に焦げ茶色っぽい感じ…

■本種のオスの特徴である「色い頭頂部」にはなっていなかったのですが…

■この時期(1月)になると、オスの多くは「繁殖羽」に生え替わり、メスとのペアができはじめていますね…

 写真集 - 220109hidori.pdf

 ◆写真1: エクリプス羽のオス(右)【10/11撮影】

 ◆写真2: 繁殖羽へ換羽中のオス【10/24撮影】

 ◆写真3~5: ペアができつつあります(「5」は内緒話中)

 ◆写真6: 陸に上がって、草を食べています

 ◆写真7: の食事が終わると、水面に戻ります

 ◆写真8・9: 飛翔

2022年1月 8日 (土)

220108 ムクドリ丸呑み

220108mukusen淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■すっかり葉っぱを落とした木の枝先に、丸い黄色っぽい果実をいっぱい実らせた木が沢山生えています。

■これは『センダン』の木…、『ムクドリ』や『ヒヨドリ』が群がって、この果実を「丸呑み」しているところを見かけることがよくあります。

■でもこの果実…、人や家畜が食べると「中毒」を起こすそうですが、体の小さな野鳥が次々と丸呑み…、これにはいつも驚かされます。

■この果実の性分は、野鳥には効かないのでしょうね…(*_*)

■今回は、『ムクドリ』が丸呑みしている様子を紹介します…(^_^)v

 写真集 - 220108mukusen.pdf

2022年1月 7日 (金)

220107 川を遡るカモメ

220107kamome ■季節はまさに「真っ盛り」…

■寒い日が続きますが、淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■羽を広げると90㎝を超えるような、結構大きな白い鳥が飛んでいますね。

■『コガモ』よりやや大きい程度の小柄な体に大きな翼…

■これは、吹きすさぶ海風にも耐える海鳥の「カモメ」です!!

■普段は「海」で暮らしているのですが、厳冬期になると「川」を遡ってくるのですね。

■そして川の上空を飛びながら、小魚などを見つけると顔からダイブ!!

■結構「豪快」…(^^;)

 写真集 - 220107kamome.pdf

 ◆写真1~5、7~9: ユリカモメ

 ◆写真6: セグロカモメ

2022年1月 6日 (木)

220106 ハシボソガラスのペアが…(*_*)

220106hasiboso淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■大きな『センダン』の木に、「カラス」がとまっていました。 【写真枚目】

■『センダン』の果実を食べるのかなぁ~、と思いながらしばらく見ていると…

■梢(こずえ)付近にとまっていたこの「カラス」、飛び立ったかと思うと…、そのまま同じ木の中ほどの枝にとまったのです。

■何と、よく見るとその背後に木の枝を組んだような、結構大きな「」があったのです…(O_O)  【写真枚目】

■そして、別の枝にもう1羽がとまっていたのです…(O_O)(O_O)  【写真枚目】

■もしかすると「カラス」のペアが「巣作り」をしているのでしょうか??

■「カラス」の種類は、『ハシボソガラス』ですね。 【写真枚目】

■「巣」を構成している枝をよく見ると…

■結構「古い」枝ばかりですので、どうやら「古巣」みたいですね。 【写真枚目】

■じゃぁ、この「カラス」…、いったい何をしているのかと言えば…

■何か、しきりに「くちばし」でつついているようですが、巣材でも集めているのでしょうか?

■しばらく見ていたのですが、どうやら何かを食べているようですね。

■よく見ると、『センダン』の枝にからみついた『クズ』の果実をつついているようです…【写真枚目】

■まぁ、「カラス」の繁殖期は月頃からでしょうから、「巣作り」なんてまだまだ先のことでしょうね…、今は月上旬ですし…(-.-)

■と思っていると…

■な、何と、1羽の「カラス」が古巣にとまったかと思うと…、その中に座り込んだのです…(O_O)(O_O)  【写真11枚目】

■えぇ~、もう産卵したの???

■でもこの個体、座り込んだ後、すぐに巣を出ていきましたので、どうやら「座り心地」を試したのかも知れませんね…

■それにしても、時期的には早すぎるように思うのですが…

 写真集 - 220106hasiboso.pdf

2022年1月 5日 (水)

220105 越年ジョロウグモ

220105jyoro ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■夏頃から、『ジョロウグモ(のメス)が大きな網を張って、そこにかかった虫を捕食していました。

■そして、「」になって腹部の大きな個体が目立つようになり、11月末までには多くの個体が産卵…

■その後、卵のうに覆い被さるように飲まず食わずで命尽きるまで保護する個体がいたり、元の「巣」に戻って余生を過ごす個体がいたり、新たに「巣」を作るバイタリティ豊かな個体がいたり…

■このように、産卵後の過ごし方は個性があるようですね…

■これまで、『211028 ジョロウグモの母の愛情』や『211112 ジョロウグモの事件簿』、『211214 ら、卵のうが…』と、本種に関する情報を報告してきました。

■そして、「」の訪れとともに、気温も低くなり、「巣」を作ってもかかる獲物の数は少なくなったよう…

■12月に入ると、徐々に姿を見ることも少なくなり、やがて全ての個体が…

■と思っていたのですが、年末になって、わずかに1個体だけですが、生き延びていたのです…(O_O)

■まぁ、いくら寒さに強いとは言え、年内には死んでしまうのだろうなぁ~

■正月休みを終えて、念のために年末に確認したあたりを探してみると…

■驚くことに、まだ同じ場所に生きていたのです。

■触ってみると、結構素早く反応して、逃げようとしたのです。

■この個体…、「越年」したのですね…

 写真集 - 220105jyoro.pdf

 ◆写真1:  12月27日撮影

 ◆写真2・3: 12月28日撮影

 ◆写真4:  1月4日撮影

2022年1月 4日 (火)

220104 コガモ3兄弟

220104kogamo ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■今年の冬は『カルガモ』と『コガモ』の姿を毎日見ることができますね。

■昨冬、30羽近くの群れで滞在していた『ヒドリガモ』は、何故か今シーズンはこれまでの所、たまにしか姿を見せていません…

■ところで、『211208 コガモ(オス)の換羽』で取り上げた『コガモ』オスの3兄弟…(実際に兄弟なのかどうかは不明ですが…)

■果たして彼ら、あれから、どれくらい換羽が進んだのでしょうか?

■彼らを含めて、年末の『コガモ』の様子を観察してみました。

  写真集 - 220104kogamo.pdf

◆写真1・2: メスが1羽、伸びをするかのように、上半身を水からもたげています

◆写真3  : メスが2羽、水面を漂っています

◆写真4  : オスが2羽、水辺近くに…。右側の個体は、左側に比べて換羽が遅いみたい…

◆写真5  : ペアになった2羽

◆写真6・7: オスの「3兄弟」…。 換羽が進んでいる順番は、「奥→手前→真ん中」の順

2022年1月 3日 (月)

220103 越冬テントウ(アカホシテントウ)

220103akahosi ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■『ウメ』の木の幹に産み付けられている「ジョロウグモの卵のう」を探していると…

■幹の小さなくぼみに、「テントウムシ」が越冬していたのです…(O_O)

■大きさは『ナナホシテントウ』と同程度…

■羽の色が何ともお洒落…、光沢のある黒色に、羽の奥に「沈み込んだ」かのような赤い斑紋…

■本種の名前は…『アカホシテントウ

■黒地に赤い斑紋があり、その上に分厚く「ニス」を塗り重ねたかのような「質感」…

■何か、その立体的な奥行きに、引き込まれそうな感じですね…

■本種は成虫も幼虫も、『ウメ』や『クヌギ』などについている「カイガラムシ」を食べる肉食で、成虫で越冬するのです。

■ところで、「写真集」の6枚目は、初夏に撮影した本種の「さなぎ」の「ぬけがら」…

■何とも…、超きしょい…(>_<)

 ダウンロード - 220103akahosi.pdf

2022年1月 2日 (日)

220102 ホオグロ???

220102hojiro ■今回は、淀川の河川敷で出会った、『ホオジロ』…

■1年中見ることのできる「留鳥」…、身近な野鳥の1種です。

■『スズメ』と同じくらいの大きさですが、尾羽が長い分、大きく見えますね。

過眼線はオスがく、メスが色ですので、そこを確認すれば「雌雄」の見分けが可能です。

■この野鳥、何をべているのかと言えば…

■観察していると…

■地上を歩きながら、草の実などを食べているみたいです。

■ただ、繁殖期(子育て期)になれば、イモムシなどの動物食になり、ヒナには昆虫類を運んでいるようですね。

■まぁ、この冬場も「動物食」にこだわるのであれば、暖かな国へ渡って行く必要があるでしょうから、本種のように「留鳥」であれば、季節に応じた食性に変わらざるを得ないのでしょう。

■ところで本種の鳴き声…、「一筆啓上仕候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)、「源平つつじ白つつじ」、さらには「サッポロラーメン、味噌ラーメン」などと「聞きなし」されていますね。

■本種に出会ったら、どの「聞きなし」が近いのか? 自分なりの「聞きなし」があるのでは…、などを考えながら観察してみてはいかがでしょう?

■ところで、本種の名前は『ホオジロ』…

■きっと「ほっぺ」が白いのだろうなぁ~…、と思いきや…

■「ほっぺ」は黒か褐色なのです。

■つまり、容姿をそのまま名前にすれば『ホオグロ』或いは『ホオチャ』…

■まぁ、「ほっぺ」の上下は「白」いですけどね…(-.-)

 写真集 - 220102hojiro.pdf

 ◆写真1~4: ホオジロ(メス)

 ◆写真5: ホオジロ(オス)

 ◆写真6: ミヤマホオジロ(オス)※冬鳥

2022年1月 1日 (土)

220101 新年おめでとうございます!

220101tanabio新年あけましておめでとうございます

■昨年は、「365日 毎日更新」を達成しましたが、今年はまぁ、無理せずにぼちぼちやろか…という感じでいます。

■昨年度は、自然再生活動に取り組んでいる「多奈川ビオトープ」や、職場のある「北河内の淀川沿い」の地、それに定期的に自然観察を続けている「南河内の山」や「北摂の里山」を中心に、このブログを書いてきました。

■今年は、やや手薄になっている「中河内」の地についても、対象エリアを広げていきたい、と思っています。

■と言うわけで、新年第1回目の内容は…

■岬町の「多奈川ビオトープ」って、いったいどんなところ? 

■という質問にお答えしたいと思います。

■この場所は、関西空港第二期工事にかかる土石採取跡地の一部で、毎月第3土曜日にボランティアの方や南海電鉄(株)の方などで、自然再生・維持活動に取り組んでいるほか、一般の方々を対象に「自然観察会」を開催しています。(普段は立ち入り禁止区域になっています)

■周辺には照葉樹林を中心にした森林が広がっていますので、このエリアでは水辺や草原の維持管理に努めているところです。

■その様子を、昨年の11・12月の活動状況写真でご覧ください。

 写真集 - 220101tanabio.pdf

 ◆写真1: 中央がビオトープ池

       手前(下)が湿地(木道あり)

       奥(上)が防災調整池(エリア外)

 ◆写真2: ビオトープ池

       (奥は太陽光発電所(区域外)

 ◆写真3: 自然観察中

 ◆写真4・5: ビオトープ池のダイサギ

 ◆写真7: 草地維持作業(除草)  

 ◆写真8: コセンダングサ除草

 ◆写真9: ジョウビタキ(オス)

2021年12月31日 (金)

211231 アキアカネの終認日…

211231akaton ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■今シーズンの「バッタ」や「チョウチョ」、「トンボ」などの成虫の活動は「終焉」したものと思っていたのですが…

■昨日『211230 モズ恐るべし…』で触れたように、『モズ』が『アカハネオンブバッタ』を捕まえていました。

■そして12/28…

■有刺鉄線に刺された『アキアカネ』の「はやにえ」を発見!!

■本種が飛んでいたのを最後に見たのは「12/14」…

■その後、姿を見ることは無かったのですが、2週間後に…(O_O)

■まぁ、今回は「はやにえ」でしたので、生きてはいなかったのですが、まだ「はやにえ」後、それほど時間は経過していない(1~2日くらい)感じでした…

■この場所での、今シーズンのアカトンボの「終認日」は、『タイリクアカネ』が12/9、『アキアカネ』が12/14と記録していたのですが、その後もしばらくは飛んでいたことを、『モズ』に教えてもらったことになりますね…(>_<)

 写真集 - 211231akaton.pdf

2021年12月30日 (木)

211230 モズ恐るべし…

211230mozu昨日のブログでも述べましたが、クリスマス頃の寒波以来、ほとんど「」に出会うことが無くなってしまいました。

■毎日のようにハンティングに勤しんでいた「チョウゲンボウ」も、ここ数日、姿を見せなくなってしまったのです…(-.-)

■一方、「小型のハンター」である『モズ』は、既にテリトリーを決めていますので、そこから出て行くことはないみたい…

■自分のテリトリー内で、獲物を探すしかないのでしょう…

■で、でも…、こう寒くては、地面を歩いたりしている「虫」など見つけることは至難の業ですよね。

■人間が歩き回っても見つからないのに…

■偶然、メスの『モズ』が目の前の木の枝にとまっていましたので見ていると…

■すぐ近くにオスの『モズ』が飛来したのです(O_O)

■これは、この場所のテリトリーの主である、「メスモズ」が怒って追い出しにかかるだろうと思って見ていると…

■やはり、この「メスモズ」、とまっていた枝から「オスモズ」の方へ飛んでいったのです!!

■あぁ、これはバトル開始か~(*_*)

■と思いきや…

■「メスモズ」ちゃん、「オスモズ」の近くを通り過ぎて、地面に降り立ったのです(O_O)

■えっ?? テリトリーに侵入した「オスモズ」を許してあげるの???

■もしかして、身内か何かなの???

■再び近くの木の枝に戻ってきた「メスモズ」を見ると…

■何と、くちばしに「アカハネオンブバッタ」をしっかり咥えていたのです。

■と言うことは…

■侵入「オスモズ」を許したわけではなく、ちょうど獲物を見つけたところだったので、「侵入者」の追い出しを「後回し」にしただけだったのかも知れませんね。

■獲物の少なくなったこの時期…、やはり貴重な食料の確保を「最優先」…(^_^;)

■まぁとにかく、よくぞこんなに小さなバッタを見つけて、そして捕獲したものですね…、驚きです(O_O)(O_O)

 写真集 - 21230mozu.pdf

 ◆写真1: メスモズ

 ◆写真2: 侵入者のオスモズ

 ◆写真3~6: メスモズ捕食成功

 

 

 

 

2021年12月29日 (水)

211229 死滅回遊チョウ?(ウラナミシジミ)

211229urana ■ここは、北河内の淀川沿いのため池群…

■12月になって、寒波の襲来とともに、「チョウチョ」や「トンボ」の姿がどんどん少なくなっていきました…(>_<)

■そして…

■今シーズン、最後に見たチョウチョは、12月21日の『ウラナミシジミ』…

■この種の名前の由来は…

■翅の裏面に、薄茶色と白色の細かな波模様があるシジミチョウ…というところからなのでしょうね。

■翅を開くと…

■やや光沢のある薄青色が、何となく「清々しい」感じです。

■12月も中旬以降まで姿を見ることができるなんて、相当寒さに強いのでしょうね…

■と思いきや、実はこのチョウチョ、「南方系」の種で、オセアニアや東南アジア、北アフリカにかけての熱帯・亜熱帯地方に広く分布しているようです。

■そして、移動性が高いために、春から秋にかけて分布を北へと広げていき、ここ大阪では「」になってから見かける機会が増えてきますね。

■さすがに真冬は、成虫は死に絶え、卵で越冬するのかと思いきや…

■残念ながら「南方系」の種ですので、寒いところでは「卵」でも越冬できず、世代を繋ぐことができないのです…(T_T)

■本州では、房総半島南部や伊豆・紀伊半島などの暖地でしか「越冬」できないみたいですね。

■何か、「死滅回遊魚」みたいな生き方ですが、このような種が「気候変動」の影響にも打ち勝つことができる、「たくましさ」を持っているのでしょうね…

 写真集 - 211229uranami.pdf

2021年12月28日 (火)

211228 スズメ3兄弟

Photo_20211227230001 ■「仲良しスズメ3兄弟」?に出会いました!!

■野鳥観察の対象にはならないほど、身近で地味な奴ですけど…

■たまに、その行動を見ていると…、何かほのぼのとした気持ちになりますね…

■そう言えば、昨年、淀川の河川敷で「白いスズメ」を見たのですが、それっきり…

 写真集 - 211228suzume.pdf

 ◆写真1~5: スズメ3兄弟

 ◆写真6: オギの実を食べる群れ 

2021年12月27日 (月)

211227 超「青天の霹靂」…(チョウゲンボウ)

211227cyogen2 ■昨日、『211226 隣接する「モズ」のなわばり』で、北河内の淀川沿いにおいて、せっせと「虫の捕食」&「はやにえづくり」にいそしむ『モズ』の姿を紹介しました。

■地面を歩いている「虫」たち…、いきなり上空から襲われるなんて、まさに「青天の霹靂」…

■でも、「虫」たちの脅威はそれだけにとどまらないのです…

おっ、今日はモズの鳴き声がしないな…、今のうちに向こうの草むらまで出かけよう!

■し、しかし…

■その様子をはるか遠くからキャッチした鳥が、一直線に飛来…

■その鳥の名前は『チョウゲンボウ』…

■『モズ』よりもはるかに探索範囲が広く、「くちばし」で迫ってくる『モズ』に対して、こちらは丈夫かつ鋭い脚の爪でつかみかかってくるのですから、この攻撃にはもう「お手上げ」といったところではないでしょうか…

■恐るべきことに、『チョウゲンボウ』は視力がすごいだけではないのです!!

■何と、「紫外線」を識別する能力を持っているようで、その能力は主食である齧歯類の尿が反射する紫外線を捕捉しているのではないか、と考えられているのです…(O_O)

■チョ、チョウゲンボウ 恐るべし…(O_O)(O_O)

 写真集 - 211227cyogen.pdf

2021年12月26日 (日)

211226 隣接する「モズ」のなわばり

211226mozu2 ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

羽くらいの『モズ』が、それぞれ独自の「なわばり」をつくっています。

■オスもメスも単独で暮らしており、例えばオスのなわばりにメスが入ってくると…

■そのオス、歓迎するどころか、執拗に追い払うのです…(>_<)

■やはり、獲物が少なくなる冬場は、自分の餌場を必死に守っているのですね…

■とくに、このあたりは、水辺と草地、それに畑もありますので、主な獲物である「虫」の種数も多く、「なわばり」を作るには「うってつけ」の場所なのかも知れませんね。

■そのせいか、先に述べたとおり、3羽くらいが隣接して「なわばり」を作っているからでしょう…、とにかく「はやにえ」を頻繁に見つけることができるのです…(*_*)

■やはり、となりの同種個体に対して、自分のなわばりをきっちりアピールしているのでしょうね。

■「こっからは俺の陣地やから、絶対入ってきたらあかんで!」 という感じで…

 写真集 - 211226mozu.pdf

 ◆写真1: オス

 ◆写真2: メス(前記オスの隣の縄張りの主)

 ◆写真3: メスがクモを捕まえたみたい…

 ◆写真4: 咥えたまま飛び立ち、はやにえに??

 ◆写真5~7: クビキリギスのはやにえ

 ◆写真8: ケラのはやにえ

 ◆写真9: ムカデ(セスジアカムカデ)のはやにえ

2021年12月25日 (土)

211225 高貴な外見ながら田を蹴る「タゲリ」

211225tageri ■ここは北摂の冬の水田…

■『タゲリ』の群れが来ている…、という情報を頂いて、早速見に行くと…

■最初見たときは、二十数羽で、決して「整然とした」とは言えない群飛…、しかも何となく「ふわふわ」した感じで、何度も方向を変えながら、着地地点の安全を確認しているようでした。

■飛んでいるときは「黒と白」の2色が目立ち、ずんぐりむっくりした「巨体ツバメ」といった印象だったのですが…

■着地したあたりの「冬の水田」に行って、探してみると…

■警戒心が強いのでしょう、二十数羽いた個体の姿はほとんど確認できないのです…

■「あんなにたくさんの個体が着地したのだから、見つからないはずはない」…、と思いながら目を懲らして探してみると…

■いました、いました、数羽の個体を確認することができました。

■もっと沢山いたはずですが、どうやら、地面のくぼみとかに身を潜めているのでしょう…、30mほど近づいたのですが、確認することができたのは10羽くらいだけでした…

■そして、その姿を観察すると…

■長い冠羽に、緑や深紅の光沢ある羽…何となく「高貴な」外見だったのです…(O_O)

■もうちょっと素敵な名前を付けてあげても良かったと思うのですが、それにしても『タゲリ』って変わった名前ですね。

■まるで、田んぼの地面を蹴るかのような名前ですよね…

■で、でも…

■田んぼの地面を蹴るから『タゲリ』という名前が付けられた、との説もあるようなのです。

■何で「田んぼ」を蹴るのかと言えば…

■足で地面を蹴ったり揺すったりして、「ミミズ」などの小動物を地表におびき出して捕食することがあるのだそうですね。

■ちなみに近縁種に『ケリ』という名前の留鳥がいますが、彼らはいったい何を「蹴る」のでしょうか??

■こちらは、鳴き声が「ケリケリケリ…」と聞こえるから『ケリ』と名付けられたそうで、何かを「蹴る」訳ではなかったのです。

■でもこの『ケリ』、『タゲリ』以上に足が長いので、きっと「キック力」は大きいはずです…

 写真集 - 211225tageri.pdf

2021年12月24日 (金)

211224 セグロアシナガバチのメスが…

211224seguroasoi■ここは、北河内の淀川沿いのため池群…

■ネットフェンス上の有刺鉄線を見て回っていると…

■今日も、「はやにえ」を見つけました!!

■これは『セグロアシナガバチ』の「メス」みたいですので、「働きバチ」か「新女王バチ」の可能性が高そうですね…

■以前、このブログで、「スズメバチ」や「アシナガバチ」が『モズ』に「はやにえ」にされるのは「オス」であることが多い、と書きました。

■産まれた巣から飛び立った「オス」は、他巣の「新女王バチ」と交尾後間もなく、交尾できなくても間もなく、飛ぶ力を失って、地面をのろのろ歩いて…、やがて命尽きるのです…

■いくらハンティングに長けた『モズ』と言えども、地面にいる虫などでないと、捕獲は難しいでしょうね…

■ということから考えると、「メス」の「アシナガバチ」が「はやにえ」にされることは、少ないように思います…

■はやにえにされた「スズメバチ」は、「オス」以外はまだ見たことがありませんし…(-.-)

■ということで、今回は『セグロアシナガバチ』の暮らしに焦点を当ててみたいと思います。

 写真集 - 211224seguasi.pdf

 ◆写真1~3: メス(働きバチor新女王バチ)【12月中旬撮影】

 ◆写真4~5: オス  【12月上旬撮影】

 ◆写真6: 巣にとまる軍団 【8月上旬撮影】

 ◆写真7: 新女王蜂1匹から始まる巣作り 【5月中旬撮影】

 ◆写真8: 越冬中の新女王バチ(鳥用巣箱の中)【1月中旬撮影】

2021年12月23日 (木)

211223 バン

211223ban ■ここは岬町の『多奈川ビオトープ』…

■池の水面には、20羽くらいの『オオバン』が浮かんでおり、ときおり水中に潜って水草などを食べているようです。

■人の気配を感じると、『ヒメガマ』の保全ゾーンに隠れてしまいますが、しばらくするとそこから水面へと出てきて、人の姿があっても結構平気に泳いでいます。

■どうも、一応隠れて様子を窺うけれど、「特に危害を加えそうでなければ大丈夫」と判断しているかのようですね。

■この『オオバン』に比べると、カモ類(オカヨシガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、カルガモなど)は、すぐに飛び立って、隣接の調整池へと移動してしまいます。

■一方、今回の主役の『バン』は、通年、この池で暮らしているようですが、相当臆病なのでしょう、姿を見かけることは少ないですね…

■また、冬場には『クイナ』もやって来るのですが、この種は『バン』よりもさらに臆病みたいで、ほとんど姿を見ることはありません…

■さて、『バン』ですが…

■体長は30㎝強、「クイナ」の仲間…、雌雄で体色に差は無く、黒っぽい羽毛に白い線、赤と黄色のくちばしが特徴です。

■この鳥、『オオバン』と同じく、泳ぐ姿を見ると、首を前後に振りながら、かなり疲れそうな感じ…

■その理由は…

水かきがないので、カモ類のような「スマート」な泳ぎはできないのですね。

■ところで、何で「バン」なんていう変わった名前を付けられたのでしょう??

■それは…

■鳴き声が「クルルッ」と大きいので、この声で水田を守る「」をしてくれているのだ…、というのが命名の由来らしいです。

 写真集 - 211223ban.pdf

 ◆写真1・2: 色の淡い方は若鳥でしょう

 ◆写真3: 手前の1羽は「オオバン」

 ◆写真4・5: 湿地に現れた若鳥

 ◆写真6・7: 夏にヒメガマ群落内でヒナ誕生

2021年12月22日 (水)

211222 はやにえにされた「トンボ」たち…

211222-simaaka淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■木の枝に「モズ」がとまっていました。

■この時期(冬場)に見る「モズ」に比べて、頭部が白っぽいですね。

■もしかすると、『シマアカモズ』かも知れませんね…

■さて、今回は「はやにえ」にされた「トンボ」の姿をお届けします。

■この「残念なトンボたち」…、捕まえたのは『シマアカモズ』というわけではなく、別の場所(北河内の淀川沿いのため池周辺)ですので、普通の『モズ』だと思います。

 写真集 - 211222hayanie.pdf

 

 ◆写真1: シマアカモズ??

 ◆写真2: タイリクアカネ

 ◆写真3・4: ギンヤンマ

 ◆写真5: アキアカネ 

2021年12月21日 (火)

211221 は虫類の「はやにえ」

211221kanahaya_20211225123701 ■今回は、モズの「はやにえ」の、は虫類シリーズです…(>_<)

■写真1~3: カナヘビ』… すでに息絶えていましたが、まだ「はやにえ」にされて間もないのでしょう…、触ると柔らかくて、瑞々しかったです… 【12/20:北河内で撮影】

■写真4  : カナヘビ』… こちらは「サクラ」の枝に突き刺されていましたが、干からびた状態でした 【12/18:岬町の多奈川ビオトープで撮影】

■写真5・6: 『ヤモリ』…  足指の太さが特徴ですね… 【12/16:北河内で撮影】

 写真集 - 211221kanayamo.pdf

 

2021年12月20日 (月)

211220 ナンキンハゼの種子を食べるカワラヒワ

211220kawahiwa淀川の河川敷を自転車で走っていると…

■近くの木のてっぺんに、黄緑~黄色っぽい野鳥がとまっていました…

■この野鳥の名前は…『カワラヒワ』ですね。

■近くの『ナンキンハゼ』の木には、別の個体もとまっていました。

■既に『ナンキンハゼ』の木には…、黒い果皮が割れて、中の白い種子だけが付いていますので、それを食べるのかなぁ~と思いながら見ていると…

■どうも、種子を「くちばし」で咥えるような仕草をするのですが、一向に呑み込む気配はないですね…

■この木にやって来る、『ムクドリ』や『ヒヨドリ』、『キジバト』などを見ていると、白い種子を丸呑みしているのですが…

やっぱり、小型の『カワラヒワ』では丸呑みは無理なのかなぁ~…、でも何度も「くちばし」を種子に付けているようにも見えるなぁ~、食べたいのに種子が大きすぎて手間取っているのかなぁ~

■結局、しばらく見ている間に、種子を呑み込む姿を見ることはありませんでした。

■帰って、図鑑で調べてみると…(O_O)

■『カワラヒワ』が、ナンキンハゼの種子を食べるのは、白い種皮の部分だけで、それをくちばしの先ではなく、側面を使って削り取るようにして食べるのだそうです…

 写真集 - 211220kawarahi.pdf

2021年12月19日 (日)

211219 木にとまるので『木とんぼ』?? ← ブーッ

211219kiton2■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■既に『211127 超希少なトンボ(キトンボ)』で、晩秋ころから水辺で見かけることが増えてきた『キトンボ』を紹介しました。

■でも、もう12月も中旬になると、その姿を見ることは少なくなりますね…

■ちなみに、今日はこの場所の「一般開放デー」…

■「自然観察会」が開催され、それに参加したのですが…

■1匹も見つけることができませんでした。

■さすがに、これだけ寒くなると…、という感じですが…

■この種が活発に活動するのは、これまでの経験からして「晴れた日の午前中だけ」、みたいですので、曇り空だった今日はどこか木の高いところにでもじっととまっていたのかも知れませんね…

■と言う訳で、今シーズンの『キトンボ』最終回の別添写真は、先週の暖かな日の午前中に撮影したものです。

 写真集 - 211219kiton.pdf

 ◆写真1: 『キトンボ』って、木にとまるので「木トンボ」??

        (違います…、翅が黄色いので黄トンボです)

 ◆写真3・4: 雌雄が連結して休息中

 ◆写真5: にらめっこ

 ◆写真7・8: 産卵中のペア

2021年12月18日 (土)

211218 チョウゲンボウのハンティング!!

211218cyoge ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■ため池の周辺には、結構「草地」も広がっているのでバッタやキリギリス、コオロギなども沢山暮らしています。

■でも、既に季節は「」…、それらの虫たちの姿も少なくなってきました。

■この場所を「ハンティング」に使っているのは『チョウゲンボウ』のメス…

■今日は強風の中、電柱のてっぺんにとまって、獲物を探していました。

■そして…

■獲物を見つけるやいなや、急降下して脚と体で地面に押さえ込み…(>_<)

■脚で掴んで、近くの電柱などに舞い上がってから、ゆっくり食事タイム…

■今回の獲物は…

■どうやら『ハラビロカマキリ』みたいですね…

 写真集 - 211218cyoge.pdf

2021年12月17日 (金)

211217 ノスリ発進!!

211217nosuri ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■池の水面には、「カモ類」や『オオバン』などが休息したり採餌したり…

■近くの山では、見通しのきく稜線の木に、猛禽類の『ノスリ』が獲物を探している様子…

■何かに驚いたのか、水面から『オカヨシガモ』の群れが飛び立ちました!!

■その群れ…、大きく旋回飛行しながら高度を上げていったのですが…

■それを、木の枝から見ていたのでしょう…、『ノスリ』も飛び立ったのです…(O_O)

■そのまま、カモの群れに向かって飛んでいくのかと思いきや…

■しばらく、稜線の木の陰に隠れるように「ホバリング」…

■やがて、カモの群れが近づいてくると、稜線から飛び出て、群れに接近…

■したのですが…

■飛んできた群れは、自分とあまり大きさの変わらない『オカヨシガモ』…

■さすがに、『ノスリ』の体格では捕獲するのは難しいでしょうね…

■これが、小柄な『コガモ』の群れなら躊躇無く飛びかかっていったのでしょうが…

■『ノスリ』はカモの群れを追いかけることなく、上空を旋回した後、どこかへ飛び去ってしまいました。

 写真集 - 211217nosuri.pdf

 ◆写真1: オカヨシガモの群れ

 ◆写真2・3: 飛び立つオカヨシガモ

 ◆写真4: 監視中のノスリ

 ◆写真5~7: 稜線の木の陰でホバリング

 ◆写真8~10: 捕獲はあきらめた様子

2021年12月16日 (木)

211216 もうペアに…?

211216karu ■先日、『211208 コガモ(オス)の換羽』を紹介しましたが、彼らの子どもが誕生するのは、「」になって大陸方面に渡って行った後…

■ということから逆算すると…

■まだ、「生殖羽(夏羽)」に換羽するのは、すぎるような気もするのですが…

■「渡り」もせずに、年中地味な羽色の『カルガモ』は、『211206 人気があるのはヒナの時だけ』で紹介したとおり、まだ集団で過ごしていますし…

■と思っていたら、それから10日も経っていないのに、あの地味な『カルガモ』が2羽ずつの「ペア」になっているのです…(O_O)

■『モズ』や『ジョウビタキ』たちは、雌雄とも単独で「縄張り」をつくっているのに…

■調べてみると…

■多くの野鳥は繁殖期の「春」にペアをつくるそうですが、カモ類は例外で「冬」にペアになるのだそうな…

■だから、渡ってきて早々にオスは「生殖羽」に換羽し、メスにアピールするのでしょうね…

■もしかすると、あのときの「カルガモさんご一行」は、「集団お見合い」の最中だったのかも知れませんね…(*^_^*)

■何せ、『カルガモ』のオスは派手な「生殖羽」に換羽するわけではありませんので、外見でのアピールができず、集団行動を通して「内面」をアピールするしかないでしょうから…

 写真集 - 211216karu.pdf

 ◆写真1: 集団お見合い中??

 ◆写真2: ペアができつつあるみたい

 ◆写真3~12: 幸せそうな?ペア

2021年12月15日 (水)

211215 コガモのエメラルドグリーン

211215kogamo
■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■大小10個以上の「」があり、多くの「カモ」が過ごしています。

■中でも羽数が多いのは…

■『ヒドリガモ』、『カルガモ』、『コガモ』ですね。

■最も体が小さいのは『コガモ』ですが、腰の部分に綺麗な色の羽があるのです。

■普段はほとんど見えないのですが、飛翔時には見えるはず…

■でも、飛翔スピードが速い上に小柄なので、何となく緑色が見えた…、という程度ですね。

■その「緑」、今日見た個体でははっきりくっきり見えたのです!!!

■そして、その色は…

■見事な「エメラルドグリーン」 (*^_^*)

 写真集 - 211215kogamo.pdf

 ◆写真1: 水辺のヨシの根元に…

 ◆写真2: 陸に上がっていました

 ◆写真3: 光るエメラルドグリーン!!

2021年12月14日 (火)

211214 ら、卵のうが…

211214jyoro ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■ため池周辺の木(主にウメ)には、『ジョロウグモ』の巣がいっぱい張られていました

■そして、秋も深まると、その巣の真ん中付近には、黄色と赤が鮮やかな、丸々と太った「メス」のクモがいたのですが…

■もう、12月になると、どの個体も産卵を終えたのでしょう…、丸々と太った個体も、大きな巣もすっかり見かけなくなってしまいました…

卵を残して、もう、みんな死に絶えたのかなぁ…

■木の幹を見て回ると、1~1.5m位の高さの所に、淡いイチゴの果実のような卵塊を、純白の糸でネット状に保護し、木の幹に貼り付けられたような「卵のう」をたくさん見つけることができました。

■そして…

■その「卵のう」を守るように、覆い被さるような体勢の「母グモ」の姿が…

■恐らく、飲まず食わずで、命尽きるまで、卵のうを守っているのでしょうね…

■で、でも…

■小さくて不整形ながら、巣を張っている産卵後と思われる個体もいたのです…

■どうやら、かなり個体差があるようで、「保護派」と「放任派」がいるようですね…

■一点、気になることがあったのですが…

■一つの「卵のう」の白いネットが破れており、中の赤い卵が見えていたり、中にはつぶれたような卵も見えていたのです…(>_<)

■何があったのかは分かりませんが、野鳥がやって来て、「卵のう」をつついて中の卵を食べたのかも知れませんね。

■もしそうであるならば、その時、卵のうを守る「母グモ」がいた場合、どのように抵抗したのでしょうね…

■まぁ、相手が鳥類の場合は抗う術もなく、「泣き寝入り」意外にはないように思うのですが…

 写真集 - 211214jyoro.pdf

 ◆写真1: 産卵後、再び巣を設ける母グモ

 ◆写真2: 卵のう5つにミノムシ2匹…って、ここは一等地??

 ◆写真3: 卵のうを守る母グモ

 ◆写4・5: 傷ついた卵のう

2021年12月13日 (月)

211213 師走のタイリクアカネ

211213taiaka2 ■ここは岬町の『多奈川ビオトープ』…

■既に暦は12月…

■もう既に「トンボ」や「チョウ」なんか飛んでいないだろうなぁ~

■と思われている方もおられましょう…

■でも、まだまだ寒空の下、活動している種もいるのです。

■「チョウ」の仲間では、成虫で越冬する『キタテハ』や『アカタテハ』、『ルリタテハ』、『ウラギンシジミ』、『ムラサキシジミ』だけでなく、まだ『モンシロチョウ』や『キタキチョウ』、『ツマグロヒョウモン』や『ヒメアカタテハ』などの姿も、見かけることがありますね。

■そして「トンボ」の仲間では…

■日本では、越冬するトンボが種います(いずれもイトトンボの仲間)が、それ以外でも、12月になった今でも姿を見かける種がいるのです。

■この場所では『キトンボ』や『タイリクアカネ』などが、まだまだ活動中!!

■今回は、その中から『師走タイリクアカネ』を紹介したいと思います。

 写真集 - 211213taiaka.pdf

2021年12月12日 (日)

211212 冬のテントウムシ

211212tento ■いよいよ12月…、季節は「冬」を迎え、野外を歩いていても「虫」の姿は少なくなってしまいましたね…

■でも、「冬」といっても、ときおり暖かな日はあります…

■空気は冷たいものの、日が射して、風のない日の日中は、上着のファスナーを外しても大丈夫…

■こんな日には、日差しを求めて、冬眠中の「虫」が姿を見せたりするのです。

■今回は、12月に入ってから出会った、3酒類の「テントウムシ」を紹介します。

 写真集 - 211212tento.pdf

 ◆写真1~4: カメノコテントウ 【11mm】

 ◆写真5: ナナホシテントウ(上はキトンボ)【7mm】

 ◆写真6: ヒメアカホシテントウ 【4mm】

2021年12月11日 (土)

211211 ハチたちの冬

211211oosuzu ■今週、種類の「ハチ」に出会いました。

■その内、種は「はやにえ」にされた状態、種は普通に歩いたり飛んだりしていました。

■「はやにえ」の2種とは…

■『セグロアシナガバチ』と『オオスズメバチ(いずれもオスバチ)です。

■活動中の1種は…

■『ニホンミツバチ(おそらく働きバチ)です。

■ところで、ハチの寿命ってどれくらいなのでしょう?

■「スズメバチ」や「アシナガバチ」では、働きバチ(全てメス)は1ヶ月ほど、女王バチが1年ほどです。

■夏の終わり頃から秋にかけて誕生する「オスバチ」は、この時期までには巣から飛び立ち、他の巣の「新女王バチ(来春、女王バチとして、単独で巣を作りはじめる)」と交尾…、例え交尾できなくても帰巣することなく(巣に戻っても働きバチに追い返されてしまいます…)、間もなく寿命を終えるのです。

■この「オスバチ」…、死ぬ直前、飛ぶ力がなくなって地面をのろのろ歩いているところを、『モズ』に捕まって「はやにえ」にされてしまうのです…(T_T)

■ですから、「スズメバチ」や「アシナガバチ」の「はやにえ」が見つかれば、そのシーズンの巣や活動は終焉です。

■越冬するのは「新女王バチ」だけで、この時期でも越冬場所を探して飛んでいることがありますね。

■続いて「ミツバチ」の寿命は…

■働きバチは3ヶ月ほど、女王蜂が3年ほどで、働きバチと女王蜂は「越冬」します。

■って、働きバチの寿命は3ヶ月ほどですので、もしかして越冬中にみんな死んでしまうの??

■いえいえ、働きバチの寿命は春~秋は1~2ヶ月、越冬期は6ヶ月ほどと、時期によって異なるのですね。

■何で、「ミツバチ」の働きバチは「越冬」できるの??

■それは、巣内にため込んだ花蜜が、冬季の食料になるからです。

■って、越冬中は冬眠しているので、ほとんど食料は不要なのでは??

■いえいえ、女王蜂も働きバチも身を寄せ合って過ごし、寒いときには羽を震わせて巣内を30℃位に保てることもできるそうです。

■という訳で、12月になって、「スズメバチ」も「アシナガバチ」も冬眠越冬する「新女王バチ」を除いて死に絶えるのです。

■一方、「ミツバチ」は、働きバチも越冬することができて、暖かな日には巣外に出てきて蜜を集めたりするのですね。

 写真集 - 211211hati.pdf

 ◆写真1~3: セグロアシナガバチ(オス)

 ◆写真4~7: オオスズメバチ(オス)

 ◆写真8~9: ニホンミツバチ

2021年12月10日 (金)

211210 宙船??

211210amehido ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■この日は朝から「」が降っていました。

■悪天候の日は、人が出歩いたり、池に近づいたりすることも少ないからでしょう…

■水鳥たちは、のんびり水面を漂っている…、ように見えますね。

■中には、人の背丈ほどもある水草(ヨシなど)に身を隠すように…、よく見ると自分の背中に顔を埋めるようにして眠っている個体もいるようですので、まぁ、安心感は高いのかも知れませんね。

■でも…

■水温は低いでしょうし、上からは冷たい雨粒…

■よく居眠りなんかできるものだなぁ~、と感心してしまいます…(*_*)

■いくら水をはじく羽毛に包まれているとは言え、素足ですし…(>_<)

■そのようなことを考えながら、水鳥たちを眺めていると…

■いつのまにか、とても「幻想的な空間」を漂う水鳥たちの姿に、引き込まれていたのです

幻想的って、ただの池に浮かんでいるだけなのでしょう? …

■いえいえ…

■水面で跳ね返った雨粒が織りなす「十字模様」…

■その中を漂う水鳥は、まるで「宙船」???…

 写真集 - 211210e5b9bbe683b3e79a84e381aae99ba8.pdf

 ◆写真1: カイツブリ

 ◆写真2: アメリカヒドリ

 ◆写真3: カルガモ

2021年12月 9日 (木)

211209 閲覧注意(グロテスクな画像含む)

211209gomihari5 ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■いつものようにネットフェンス上の「有刺鉄線」を見て回っていると…

■今日は、何か不思議な形の…、芸術作品を彷彿とさせるような「はやにえ」を見つけたのです!!

■まだ微妙にその「はやにえ」の脚と思わしき部位が動いていましたので、『モズ』に捕獲されてから、さほど時間は経っていないのでしょうね。

■いったい、何の種類の虫なのか、近づいて観察したのですが…

■どうも「ゴミムシ」の仲間みたいです…

■それにしても、何か「ヒモ」みたいなものが巻き付いているみたいだなぁ~と思いながら、カメラを持ち上げて、「はやにえ」の上部を撮影してみると…(O_O)(O_O)

■こ、これは…

■「はやにえ」にされた「ゴミムシ」の体から…

■「ヒモ」みたいに「ぐにゃぐにゃ」伸び出ていたのは『ハリガネムシ』だったのです…(O_O)

■これはもう、焼きそばを食べることができなくなりそうなくらい、超気色悪い画像ですね…

■それはともかく…

■一体どのようにして、『ハリガネムシ』が「ゴミムシ」の体内に入り込んだのでしょうか???

■ここからは推測ですが…

■【第ステップ】 水中で孵化したハリガネムシの幼虫がユスリカやカゲロウの幼虫などに食べられて、その体内の入る

■【第ステップ】 ユスリカやカゲロウの幼虫が羽化して水中から地上へ出てくる

■【第ステップ】 羽化したユスリカやカゲロウの成虫がゴミムシに食べられることで、それらの成虫の体内にいたハリガネムシの幼虫が、捕食者(ゴミムシ)の体内に入り込む!

■こんなところでしょうか…

 写真集 - 211209gomihari.pdf

 ◆写真1: クワガタムシ???

 ◆写真2: ゴミムシみたい…

 ◆写真3: 上から見ると… ギャア~

2021年12月 8日 (水)

211208 コガモ(オス)の換羽

211206-5 ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■留鳥の『カルガモ』だけでなく、はるばる大陸から「越冬」のために渡ってきた『ヒドリガモ』や『マガモ』、それに『コガモ』の姿も見ることができます。

■今回は、この中の『コガモ』のオスの羽毛の色に注目したいと思います。

■一昨日、撮影した写真が1・2枚目…

■いずれも『コガモ』のオスですが、それぞれ顔の色も羽や体の色も違いますね。

 (2枚目の写真では、右の個体ほど換羽により繁殖羽に近づいています)

■これは、繁殖時の羽色に生え替わっている途中ですが、個体によってその時期やスピードがズレるので、このような差が出ているのでしょうね。

■この種が飛来したのは9月中旬…、その頃にはオスもメスも同じような羽色でした。

■これは、繁殖期間を終えたオスの羽色が、一時的にメスと同じような地味な羽色になり、この姿のまま、日本に渡来したからですね。

■ちなみに、この時のオスの状態を「エクリプス」と呼んでいます。

■長距離の渡りの間に、繁殖期のような派手な羽色をしていれば、天敵に襲われる危険性が増すからでしょうね。

■まぁ、それが正しいのであれば、年中日本にいる『カルガモ』は通年派手な羽色でもいいと思うのですが、通年メスと同じ地味な羽色というのも、説明がつかないですね…ろくに子育てもしないのに…

■と言うわけで、「写真集」では、本種のオスの羽色を、時間を遡って見ていきましょう。

 写真集 - 211208kogamo.pdf

 ◆写真1・2 12/06 撮影

 ◆写真3:   11/16 撮影

 ◆写真4:   10/08 撮影

 ◆写真5:   03/18 撮影(繁殖地へ渡る直前のペア)

2021年12月 7日 (火)

211207 はやにえ決定的瞬間!!

211206mozu ■『モズ』が「はやにえ」をつくる様子を、撮影することに成功しました!!!

■電線にとまって、地上をにらんでいた1羽のメスの『モズ』…

■獲物を見つけたのか、地上へ急降下…

■近くのの上に舞い戻った姿を見ると…

■何と、くちばしに「イモムシ」を咥えていたのです…(O_O) 【写真

食べるのかなぁ~と思って見ていると…

■何度か、その「イモムシ」をに打ち付けたのです…(O_O) 【写真

■そして、飛び立って 【写真5】 ※羽を広げる前にジャ~ンプッ!

■近くのネットフェンス上部の有刺鉄線にとまったのです!! 【写真

■も、もしかすると「はやにえ」をつくるのかも…(*_*)

■その期待通り、彼女は有刺鉄線にくわえてきた「イモムシ」を突き刺したのです…(>_<)

■一仕事終えて、微笑んだ?ところが、写真の「」枚目です!!

■その後、飛び去ったので、その「はやにえ」を確認してみると… 【写真10

 写真集 - 211206mozu.pdf

2021年12月 6日 (月)

211206 人気があるのはヒナの時だけ

211206karu ■ここは北河内の、淀川沿いのため池群…

■越冬のために、はるばる日本海を越えて渡ってきた「カモ」たちに混じって、近所の池や川から集まってきた『カルガモ』の姿も見ることができます。

■この『カルガモ』…大きさは『マガモ』と並んで身近に見ることのできる「カモ」類の中では最大級なのですが…、雌雄とも似たような「地味」な色なので、あまり人気はなさそうです…。

■ちなみに、本種よりも大きな「カモ」って…ほとんどいませんよね。

■まぁ、あまりお目にかかる機会はないのですが、『カワアイサ』や『ツクシガモ』の方が本種よりもやや大きめ…、と言うくらいでしょうか。

■でも、本種…「地味で人気が無い…」と言いましたが、他の多くのカモ類と違って「渡り」をせず、年中、身近な池などで姿を見ることができますので…

■そうです…、繁殖も身近なところで行いますので、母鳥が散れて歩く「よちよち歩きヒナ鳥」たちは「超人気」なのです…

■で、でも…

■あの「超愛くるしい」ヒナ鳥たちも、成長すると…、ただの「地味なカモ」になってしまうのですね…(T_T)

 写真集 - 211206karu.pdf

2021年12月 5日 (日)

211205 カワセミのハンティング

211205kawase ■ここは、北河内の淀川沿いのため池群…

■「カモ」を観察していると…

■すぐ近くに、『カワセミ』が飛んできてとまったのです!!

■これは「大チャンス……(^_^)v

■風になびく草陰に隠れるように、シャッターをきったのです。

■そして…

■期待通り水中へ「ダイブ」!!

■近くのデッキにとまったその「くちばし」には…

小魚がしっかり咥えられていたのです…(*^_^*)

■捕まってしまった小魚は、体色から見るに『カワムツ』でしょうか??

 写真集 - 211205kawase.pdf

2021年12月 4日 (土)

211204 ノスリのホバリング

16 ■これまでの撮影は、25倍ズームの「キャノンSX620HS」を使用していましたが…

■今日からは40倍ズームの「キャノンSX740HS」…

■早速、岬町の「多奈川ビオトープ」での野鳥調査の際に使ってみました!!

■被写体は猛禽の『ノスリ』!

■体は『トビ』よりも一回り小さくて、『オオタカ』と同程度かやや大きいくらいですね。

■今日、出会った個体は、上空を旋回後、「ホバリング」して地上の獲物を探している様子…

■その姿を撮影したのです。

■本種の獲物は、ネズミ類やモグラ類…、鳥類やカエルなどを捕食することもあるようですが、ここ「多奈川ビオトープ」では『コガモ』が獲物になったりしていますね。

■ハンティングのスタイルは…

ホバリングから急降下する場合や、樹上から急降下して地面すれすれの超低空飛翔することもあるようです。

■この「超低空飛翔」が「野を擦る」ように見えるところから『ノスリ』と命名されたそうです…(*^_^*)

 写真集 - 211204nosuri.pdf

2021年12月 3日 (金)

211203 紛らわしい奴(ネキトンボ)

211203neki ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■今シーズンは、和歌山県で定着されたと考えられている「温暖化の指標種」…『ベニトンボ』を探し回りました。

■また、秋も深まるこの時期、水面付近に集まってくる『キトンボ』を追いかけて、とまったところを撮影しました。

■でも、その際に…

■非常に紛らわしい種がいるのです。

■どちらの種にも似ているのですから…(>_<)

■その種の名前は…、『ネキトンボ』…

■まぁ、じっくり観察すると見分けることはさほど難しくはないのですが、「ぱっと見」での区別は難しいですね…

■本種は、翅の付け根付近だけがオレンジ色で、それ以外の部分はほぼ「透明」な点が、その2種との見分けのポイントです。

■平地部ではあまり見かけることはありませんが、丘陵地や山地に行くと結構出会うことが多い種ですね。

■まだ「希少種」と言う訳ではないのでしょうが、本種をいつまでも見ることができる環境を、これからも保全していきたいですね。

 写真集 - 211203neki.pdf

2021年12月 2日 (木)

211202 メガネ忘れの意地悪ばあさん??

211202hosoheri2 ■ここは、岬町の「多奈川ビオトープ」…

■『アカメガシワ』の葉っぱの上に、何か不思議な「形」の虫がいたのです。

■体長は2㎝にも満たない、超スマートなやつですが、何で「不思議」かと言うと…

■おがやたらきくて、しかも…、それが「」みたいに見えるのです…(O_O)

逆さまにしてみると…

■何か マスクをしたけど、メガネを忘れて何も見えずにお手上げ状態の意地悪ばあさん」…という感じなのです。 (個人的感想ですが…)

■図鑑で調べてみても、こんな虫、載っていないのです…

■虫に詳しい方に聞いてみると…

■どうやら『ホソヘリカメムシ』の「幼虫」だそうです。

■どおりで、成虫しか掲載されていない図鑑では、見つからないはずですね。

■「写真集」に成虫の姿も入れておきますので、その違いをご覧ください。

■ところで…

■『ホソヘリカメムシ』の幼虫って、「アリ」にそっくりだ、と聞いたことがあるのですが…

■この幼虫、「メガネ忘れの意地悪ばあさん」には似ていますが、どう見ても「アリ」には見えませんよね…(+_+)

■調べてみると…

■この幼虫は既に4回脱皮した「5齢幼虫」で、「アリ」に似ているのは4齢までみたいで、体色ももっと黒っぽいようです。

■また、「エンドウ」や「インゲン」、「ダイズ」などを食害する「農業害虫」なのですね。

■そして…

■成虫が飛んでいる姿は、「アシナガバチ」に似ているそうなのです。

■翅を閉じている成虫は、いかにも「カメムシ」っぽい感じですが、翅の下の体色は黒と黄の縞模様なのだそう…、まだ一度も見たことが無いのですが…

■この虫、齢が齢で、間もなく脱皮して「成虫」になるようですが、成虫になったとたんに「」…、大丈夫なのでしょうか?

■あまり心配する必要はなさそうですね。

■本種は、草の根元や落ち葉の下などで、「成虫越冬」するそうですので。

 写真集 - 211202hosoheri.pdf

 ◆写真1: 謎の尻デカ

 ◆写真2: 逆さに見ると…

 ◆写真3: 

 ◆写真4~6: 成虫(写真6…「顔」は消失)

2021年12月 1日 (水)

211201 はやにえタイプ

211201hayanie ■ここは北河内の淀川沿いの施設…

■敷地境界部のネット柵上部の「有刺鉄線」には、いろいろな生きものが『モズ』に突き刺されています。

■『モズ』は「有刺鉄線」をうまく利用して、「はやにえ」づくりに余念無い様子…

■でも…

■なぜか、そのネット柵沿いに植えられている木の枝に突き刺された「はやにえ」もあるのです。

■どう見ても、「有刺鉄線」の方がたやすく突き刺せると思うのですが、中には「頑固者」の『モズ』もいるのでしょうか??

■まぁ、有刺鉄線利用派を「リベラル派」…、木の枝利用派を「保守派」と考えればいいのでしょうね…

■もしかすると、同一個体の『モズ』が、獲物を捕らえて最初にとまったところに、突き刺しているだけなのかも知れませんが…(-.-)

■全体的に見れば、「リベラル派」が圧倒的に多いみたい…

■ただ…

■この敷地を「縄張り」としている『モズ』は3羽くらい…

■その内の1羽が「保守派」だと仮定すると…

■「はやにえ」の1/3は「保守派」タイプのはずですが、実際は大半が「リベラル派」タイプ…

■と言うことは…

■やはり、『モズ』のきまぐれ…、或いは獲物を咥えて最初にとまったところが「木」で、有刺鉄線の所まで移動するのが面倒だったので、その「木」の枝に突き刺した…、ということなのでしょうね…、たぶん…

 写真集 - 211201hayanie.pdf

 ◆写真1: リベラル派 (ハネナガイナゴ)

 ◆写真2: 保守派 (ハネナガイナゴ)

 ◆写真3: リベラル派 (ツユムシの仲間)

 ◆写真4: リベラル派 (アカハネオンブバッタ)

2021年11月30日 (火)

211130 才色兼備(イソヒヨドリ)

211130isohiyo ■今回は、都会で見ることのできる「幸せの青い鳥」…『イソヒヨドリ』!!

■近年、都市に進出する野鳥が増えているようです。

■1970年代には『ヒヨドリ』が…、80年代には『コゲラ』…、90年代になると『オオタカ』の姿も見るようになりました。

■そして、2000年ころからは『イソヒヨドリ』の美声や、青とレンガ色の派手な羽色を、街中でも見ることができるようになりました。

■これだけ聞くと、街中の環境が良くなった…、ようにも思いますが、一方で『スズメ』や『ツバメ』の姿が減った…、などの話もよく聞きますので、何か複雑な感じですね…

■『ヒヨドリ』の外見や声を「美しい」と感じる方は少ないようですが、名前が似ている『イソヒヨドリ』の方は、外見も声も「美しい」…、まさに才色兼備と言えるでしょう。

■この種が近年、非常に「身近」な野鳥になっているのです。

■別添の「写真集」の画像は、いずれも今年、淀川周辺で撮影したものですが、群れていることは少ないものの、その美声と姿で、存在にはすぐに気付きますね。

■では、いったい何故、この野鳥が近年になって、街中にまで生息範囲を広げてきたのでしょう??

■先月「ダーウィンが来た!」で「街に大進出!青い鳥の謎」とのタイトルで、この種を特集していましたが、その中では…

■ビルを海辺の断崖に見立てている…、とか、建物の隙間を「岩だな」に見立てて営巣している…などと推測されていました。

■でも、本当の理由はまだ研究中…、現時点では、よく分かっていないようですね。

 

◆3年以上前になりますが、内陸部の「河内長野市天見」で撮影した、『アオダイショウ』に食べられる「イソヒヨドリのヒナ」…、との恐ろしげな記事は、次のタイトルをクリックすると…(>_<)  → 『180705 イソヒヨ 大ピンチ…

 写真集 - 211130isohiyo.pdf

2021年11月29日 (月)

211129 モンスター??

211129mons ■ここのところ、有刺鉄線があれば…

■ついつい「モズはやにえ」を探してしまいますね…(*^_^*)

■そんなある日のこと…

■何やら、正体不明な生きものが「はやにえ」にされていたのです…(O_O)

■その顔や上半身を見ると…

■「何、これ…???」って感じ…

■鳥類、いやほ乳類???

■強いて言えば…

超顔色が悪くて、とても具合悪そうなのに、舌を出しておどけて見せようとしているミッキーマウス」

■まぁ、写真で見れば、鳥やネズミに見えなくもないですが、しょせん「モズ」が捕獲後、有刺鉄線まで運んだ獲物…

■体長はわずか3㎝くらい…

■この「モンスター」の正体は…

■「蛾」です…。 『フクラスズメ』と言う名前の「蛾」なのです。

■「蛾」の顔などじっくり見た方は少ないでしょうが、こんな顔の「蛾」もいるのです…(*_*)

 写真集 - 211129mons..pdf

2021年11月28日 (日)

211128 平和な光景

211128sagisagi ■ここは、北河内の淀川沿いのため池群…

■秋が深まるにつれ、越冬に飛来する水鳥たちが増えています。

■中でも、数が多いのは、はるばる「シベリア」方面から渡ってきた『ヒドリガモ』や『コガモ』…

■「渡り鳥」ではないのですが、この時期になるとどこからやってくるのか、『カイツブリ』や『バン』も姿を見せるようになります。

■それらの水鳥たちが、この場所での「レギュラーメンバー」でもある『アオサギ』や『ダイサギ』、それに『コサギ』たちと一緒にくつろいでいると…

■何となく、平和で温かな気持ちになりますよね…(*^_^*)

■ちなみに…

■この3種のサギたち、同種の個体が近くに来ると、すごい剣幕で追い払ったりするのですが…

■種が違うと、仲良く振る舞っているようです。

■食べものが違うと、争わないのも分かりますが、この3種、同じようなもの(小魚やザリガニ、カエルなど)を食べていますけど…

■しかも『ダイサギ』と『コサギ』は、大きさこそ違えど、どちらも真っ白でそっくりさん…

■なぜ『ダイサギ』は同じ種の『ダイサギ』は追い払うのに、『コサギ』には鷹揚な態度を取るのかは「」ですね…

■この3種の仲の良さは、『210106 サギの「チャーリーズ・エンジェル」』でも紹介しましたので、その記事もご覧ください。

 写真集 - 211128sagisagi.pdf

 ◆写真2・3: ダイサギとヒドリガモ、カルガモ

 ◆写真4: コサギとヒドリガモ

 ◆写真5: ダイサギ(手前)とコサギ(奥)

 

2021年11月27日 (土)

211127 超希少なトンボ(キトンボ)

211127kito ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■一昨年の今頃は、広い水面のかなりの部分が『ヒメガマ』に覆い尽くされていたのですが…

■その一部分を「ヒメガマ保全ゾーン」に設定、それ以外の広い面積を占める「ヒメガマ大群落」を…

■およそ1年半かけて伐採を繰り返した結果…

■今では広い水面が回復し、夏~秋にはたくさんの「トンボ」が飛び交い、「ツバメ」が吸水や水浴びに訪れ、この季節になると、多くの「水鳥」たちが羽を休めるようになりました。

■中でも、希少なトンボが多個体生息するようになったのです。

■10月頃までは、顔の青い『マイコアカネ』が、11月になると翅の半分くらいがオレンジ色の『キトンボ』が飛び交っているのです。

■『マイコアカネ』は25の都道府県の、『キトンボ』は24の都府県のレッドリストに掲載される希少種なのです。

■今回の主役は『キトンボ』…

■翅の半分くらいのみならず、脚までもオレンジ色っぽいのです…(O_O)

■そのことが、「黄トンボ」と命名された理由なのでしょう。

■本種は、丘陵地や低山地の森林に囲まれた池や沼を好んで生息していますので、そのような環境が失われていくにつれて、生息数も激減しているのでしょうね…

■大阪から東京付近までのライン上の都府県だけを見ても、大阪府・奈良県・三重県・山梨県・東京都・栃木県で「絶滅危惧Ⅱ類」に、愛知県・静岡県・群馬県・茨城県で「絶滅危惧Ⅰ類」に、神奈川県・千葉県で「絶滅種」に分類されているのです。

■こんなに珍しいトンボが、「多奈川ビオトープ」では、たくさん飛んでいるのです…(^_^)v

 写真集 - 211127kito.pdf

 ◆写真3: 色が気に入ったのか、ジャケットに飛来…(O_O)

2021年11月26日 (金)

211126 可憐な赤とんぼ(ヒメアカネ)

211126hime ■今回の主役は『ヒメアカネ』…

■体長は28~37mmほど…、国内の「赤とんぼ(アカネ属)」では最も小さい種です。

■そのことから、「」の名前を冠しているのでしょうね。

■まぁ、国内の「スズメバチ」の中で、2番目に大きな種は『ヒメスズメバチ』…

■必ずしも、名前に「姫」が付けば、その仲間の中では「最小」…、と言うわけではないのですが…

■本種は体の小ささから移動能力が低いのか、分布域が限られているのでしょう…、あまり出会うことはありませんね。

■これもまぁ、体の小ささだけが理由なのか…、ほとんど体長の変わらない『マイコアカネ』は、本種に比べれば、結構出会うことが多いですし…

■どちらかと言えば、体長というよりも、生息適地が限られるのでしょうね。

■ちなみに本種をよく見かけるのは、近くに樹林が多い湿地や、湿った休耕田などですので、まぁ、かなり生息環境には「うるさい」のでしょうね。

■さて、本種の特徴ですが、「小型の赤とんぼ」で、成熟したオスは顔面が「真っ白」…、というところでしょう。

■メスの顔面はどうなのかと言えば…

■オスと同様にかなり白っぽいですが…、少し黄色みを帯びているようにも見えますね。

 写真集 - 211126himeaka.pdf

2021年11月25日 (木)

211125 夏茜と秋茜

211125akiaka ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

になると、それまでほとんど姿を見ることの無かった種の「アカトンボ」が…

■しかも、アカトンボの「代表選手」とも言える『ナツアカネ』と『アキアカネ』が、ため池の水面上などを飛び交っています。

■いずれの種も6~7月頃、水田などで羽化するのですが、繁殖期の「秋」になるまであまり姿を見ることはありませんね。

■彼ら彼女ら…、羽化後の3ヶ月ほどの間、何処に行っているのでしょうか?

■名前から推測するに、『ナツアカネ』は夏の間も姿を見ることができるので、名前に「夏」が付けられたと思うのですが…

■そうですね…、『ナツアカネ』は夏の間は林縁などで過ごしていますので、山沿いの農地などでは姿を見ることができます。

■でも『アキアカネ』の方は、名前に「秋」と付けられているとおり、秋になるまで平地からは姿を消してしまいます。

■でも…

■金剛山や岩湧山などに登ると、山頂付近でたくさんの個体が飛んでいるのを見ることがありますね。

あれは山で産まれて山で暮らすトンボだ…と思われている方もおられるようです…

■実は…、夏の間、山で過ごしている『アキアカネ』が産まれたのは、平地や丘陵地の田んぼなどが多いのです。

■秋雨前線の通過を契機に、大群で丘陵地や平地に降りてくる…、とも言われていますが、「避暑」に出かけていただけで、繁殖期になるとちゃんと戻ってくるのですね。

 写真集 - 211125natuaki.pdf

 ◆写真1: アキアカネ♂

 ◆写真2~3: アキアカネ♀

 ◆写真4: 交尾するアキアカネのペア

 ◆写真5: ナツアカネ♀

 ◆写真6~8: ナツアカネ♂

2021年11月24日 (水)

211124 謎の「はやにえ」(マイマイカブリ幼虫)

211124maimai ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■敷地境界部にあるネットフェンスの上部の「有刺鉄線」に、何かの「はやにえ」が…(*_*)

■付近に「ため池」がたくさんあるので、「ヤゴのはやにえ」かなぁ…??

■で、でも…

■「ヤゴ」は普段は池の底にいるでしょうから、一体どのようにして『モズ』に捕獲されたのか、疑問ですね…

■もしかすると、日向ぼっこ目的で水辺に上陸していたのでしょうか?

■でも、そんな行動をとる「ヤゴ」には出会ったことが無いですし、危険を冒してまで日光浴をする必要など考えられませんし…

■と言うことは…、羽化しようと水辺に出てきたところを『モズ』に…

■でも、この「はやにえ個体」…、羽化直前の「ヤゴ」に見られるような「翅」の部分が無いのです…

■それじゃぁ、これは「ヤゴ」ではないんだ…… って一体何者???

■図鑑で調べてみると…

■どうやら、『マイマイカブリ』の幼虫みたいですね。

■成虫は、特に頭部と胸部が細長い形の、大型の「オサムシ」です。

■成虫が「カタツムリ」の殻の中に、この細長い頭部を突っ込んで、その体を食べている…、という写真を見たことがありますが、この姿がまるで「カタツムリ(マイマイ)」の殻を頭からすっぽりとかぶっているように見えるところから、このように命名されたのですね。

■「かぶり」という名前から、「大顎でかぶりついて食べている」とのイメージをもたれがちですが、実際は、消化液を注入して、溶けた軟体部を舐め取るように食べているそうです。

■本種は成虫または終齢幼虫で「越冬」するようですので、冬眠を控えた幼虫が「カタツムリ」を探し歩いていたところを、『モズ』に捕まったのでしょうか…?

■成虫だったら飛んで逃げることができたのに…

■いえいえ、本種の翅は「退化」しており、開くことすらできないのです…(-.-)

 写真集 - 211124maimai.pdf

 ◆写真1~4: 「はやにえ」にされた幼虫

 ◆写真5~6: 別の場所で撮影した成虫

2021年11月23日 (火)

211123 果実いろいろー2

211123kinomi2 ■今回は、昨日の 『211122 果実いろいろ』 に続く、秋の果実シリーズの2回目…

■種の同定には、少々不安が残りますが…

■写真1: ミヤマガマズミ

■写真2: コバノガマズミ

■写真3: カラスウリ

■写真4: スズメウリ

■写真5: クサギ

■写真6: ヒノキ

■写真7: ノブドウ

■写真8: ツルリンドウ

■写真9: ナルコユリ

■写真10: タマサンゴ(外来種)

 写真集 - 211123kinomi2.pdf

2021年11月22日 (月)

211122 果実いろいろ

211122kinomi南河内泉南の山野を歩いていると…

■色々な色や形の「果実」に出会えます。

■野趣溢れるこれらの画像を、2回シリーズで紹介します。

■1回目は、『コマユミ』、『サルトリイバラ』、『サネカズラ』、それに『アオツヅラフジ』の4種です。

■写真1~3: 『コマユミ』の果実

  ◆「千と千尋の神隠し」で、「銭婆」が魔法を使い「湯バード」を「ハエドリ」に変えました…

  ◆「コマユミ」の果実は、この「ハエドリ」に似ていますね… (個人的感想)

■写真4~6: 『サルトリイバラ』の果実

  ◆ツルに棘があって、サルがこれに引っかかってしまうところからの命名ですね…

  ◆果実は美味しそうな赤い実ですが… あまり美味しくはないです…

■写真7~8: 『サネカズラ』の果実

  ◆『キイチゴ』の実を超大きくしたような感じですが、食べても味は無いみたいです。

  ◆『ビナンカズラ』とも呼ばれ、昔、ツルから粘液をとり、男性の整髪料にしていたそうです

■写真9~10: 『アオツヅラフジ』の果実

  ◆「アオ」はツルが緑色だから、「ツヅラ」は葛籠などのかごの材料としたからでしょう。

  ◆果実は青っぽいのですが、果実の色で命名したら『ルリツヅラフジ』となったでしょうね。

  ◆写真9に写っているオレンジ色の果実は「柿」です…

 写真集 - 211122e38080e69ca8e381aee5ae9f.pdf

2021年11月21日 (日)

211121 フィナーレを飾る花(ヤマラッキョウ)

211121yamara ■昨日、北摂の里山で撮影した、可憐な『リンドウ』の姿を紹介しましたが…

■その同じ場所…

■具体的には、山際の「畑」の山すその水路沿いという、湿り気が多く日当たりの良い場所に…

■高さ30~50㎝くらいで、花茎の先に「球状赤紫色のをたくさん咲かせる野草が…

■本種の名前は…『ヤマラッキョウ』!!

山に生える野生のラッキョウという意味でしょうが、花は「本家」の『ラッキョウ』より大きくて色も鮮やかなのですが…

■肝心の鱗茎(球根)は「本家」よりもさい上に、も良くないので、あまり食用にされたという話は聞かないですね。

■昨日の『リンドウ』と同様、開花の最盛期は過ぎていましたが、何とか「写真映え」しそうな花を探して撮影しました。

■昨日と今日、「リンドウ」と「ヤマラッキョウ」を紹介しましたが、これらの花が咲き終わる頃、今シーズンの野草の花も「フィナーレ」… (-.-)

■来春、「春の気配」を感じるようになるまでは「おあずけ」ですね…(T_T)

 写真集 - 211121yamara.pdf

 ◆写真1: 草の間から赤紫色の花の姿が…

 ◆写真2: 左がヤマラッキョウ、右がリンドウ

 ◆写真3・4: 果実が熟し始めた花…

 ◆写真5~7: まだきれいな花

 ◆写真8~11: クロヒラタアブが訪花

2021年11月20日 (土)

211120 里山のリンドウ

211120rindo ■先日、『211106 あわや企画倒れ…(リンドウ)』 で、大和葛城山頂に咲く「最盛期過ぎ」の『リンドウ』を紹介しました。

後日、標高の低いところで「最盛期リンドウ」の撮影にリベンジしよう!! と思っていたのですが、既に11月も下旬にさしかかろうかというこの時期、ようやく北摂の里山で、『リンドウ』を撮影する機会を得たのです… 

■で、でも…

■いくら低標高地とはいえ、あれから2週間が経過…

■昨年の、この場所での「開花最盛期」は11月上旬…

果たして、まだ咲いているだろうか? との不安を抱きながら、昨年の撮影場所に行ってみると…

■案の定、開花最盛期は既に終わっており、開花数も非常に少ない状況…(>_<)

■し、しかも時刻は既に4時前…、うかうかしていると花が閉じてしまいますので、あわてて撮影…

 写真集 - 211120rindo.pdf

2021年11月19日 (金)

211119 寒さに強い甲虫(ヨモギハムシ)

211119yomoha ■季節は「晩秋」にさしかかり、肌寒い日も増えてきました…

■自然観察をしていても、虫の姿はあまり目につきませんので、気がつけば野鳥ばかり探しています…

■でも、あまり目につかないとは言え、「野鳥」に気を取られることなく探してみると…

■『キタテハ』や『ヒメアカタテハ』、『キタキチョウ』などのチョウチョや、『アキアカネ』、『コノシメトンボ』などのトンボが、数は少なくなったものの、まだまだ飛んでいますね。

■そして、あの「光沢のある濃紺甲虫」の姿も!!!

■11月というのに、寒空の下、呑気に?交尾していたりする『ヨモギハムシ』ですね…(O_O)

■大きさは1㎝にも満たない小さな甲虫ながら、寒さには相当強いみたいです。

■この種、春以降、初冬の頃まで活動している姿を見ることができるのですが、この時期になるまで、さして気に留めることもない「小さな甲虫」でした…

■でも…

■多くの種が姿を消した晩秋に、『ヨモギ』の葉の上で「はちきれそう腹部メス」が交尾していたり、産卵場所を探しているのか、ウロウロ歩き回っていますので…

■まぁ、『ヨモギ』の生えているところを探せば、結構たやすく見つけることができますね。

■「写真集」の最後の写真は、1月上旬に撮影したものですが、朽ち木の幹の割れ目に入り込んで「冬眠」していた成虫です。

■本種は、「成虫」と「卵」の二つのステージで「越冬」するのですね。

 写真集 - 211119yomoha.pdf

2021年11月18日 (木)

211118 電撃的ショック⚡(イラガ)

211118iraga ■体に多くの棘を持ち、触れるとハチに刺されたような、電撃を浴びたような鋭い痛み…

■これが「イラガ」の幼虫に触れてしまった方の、感想としてよく聞く表現です。

■「電撃を浴びた」経験を持っている方はほとんどいないと思うのですが、それほどすさまじい「傷み」なんでしょうね…

■「カキ」の果実を取るために、の木に登っていて、誤ってちてしまった方の話を聞くと…

■足を滑らした、というよりも、どうやら何か枝や幹を持っていた手に電撃的なショックを受けて、反射的に手を離してしまって落下した…というケースが多いようです。

■「電撃的なショック」って、いったい何が起こったの?

■それこそ、あの「電撃を浴びたような」…、つまり、柿の木の幹や枝葉にいた「イラガ」に触れてしまった結果なのでしょうね…(>_<)

■ところで、「イラガ」って、冬の間はの中で、寒さを避けて過ごすことはご存じでしょうか?

■よく木の幹や枝で見る、長径1㎝くらいの、独特の茶色い線が入った「ミニミニ卵」みたいなやつですね。

■あれって、滅茶苦茶「い」ですよね。

■カルシウムを多く含み、日本の昆虫がつくる「繭」の中で最も固いと言われていますし…

■でも、あの「電撃毛虫」…、いったいどのようにして、あの超硬い「繭」を作って、その中に収まるのでしょう??

■今回、北河内エノキの木に大発生した「イラガ」を観察してみました。

■何か、とても気色悪かったのですが…(>_<)

 写真集 - 211118iraga.pdf

 ◆写真1: アオイラガ(右)、ヒロヘリアオイラガ(左)

 ◆写真2: イラガ(右)、ヒロヘリアオイラガ(左)

 ◆写真3: ヒロヘリアオイラガ

 ◆写真4: 繭を作るヒロヘリアオイラガの集団

 ◆写真5・6: 色々な繭形成段階のヒロヘリアオイラガ

 ◆写真7: 繭形成途中で、繭から出てきた?

 ◆写真8: 昨年形成で脱出済みの繭の近くで、繭づくり

 ◆写真9: 繭形成中(中が透けて見えます)

 ◆写真10: 時間が経つと、殻の色が濃くなります

2021年11月17日 (水)

211117 「殻だけ中身空っぽ」事件(ザリガニ)

211117karazari2 ■ここは北河内の淀川沿いのため池群…

■ここで、しばしば「怪事件」が発生するのです…(O_O)

■結構たくさんの『アメリカザリガニ』が、地上で死んでいるのです。

■し、しかも…、その死体を見ると…

■甲羅の中の、軟らかい肉や内臓などが食べられて、空っぽだったりするのです…(O_O)

■いったい、「ザリガニ」たちに何があったのでしょうか?

■彼らを、水辺でよく捕食しているのは「サギ」たち…

■『アオサギ』や『ダイサギ』、それに『コサギ』ですね。

■でも、「サギ」たちの捕食スタイルは「丸呑み」…

■そして、消化できなかった甲羅などの殻や脚などを、後でまとめて吐き出すのです。

■この、吐き出したものを「ペリット」と言いますね。

■と言うことは、「ザリガニ」の殻はそのまま、肉無し死体 は「サギ」たちの仕業ではありませんね。

■器用に、殻(甲羅などの外骨格など)を残して、中身の肉だけを食べる「テクニシャン」は…

■そうです…、「カラス」ですね。

■今回は、『ハシボソガラス』が、足を巧みに使って、くちばしで中身の肉だけを食べるところを撮影しました!!

 写真集 - 211117karazari.pdf

 ◆写真1: 水底に潜む「アメリカザリガニ」

 ◆写真2: ダイサギがくちばしで捕らえて…丸呑み

 ◆写真3・4: 殻はそのまま、肉無し死体

 ◆写真5~9: ハシボソガラスが「肉だけ」採食…

2021年11月16日 (火)

211116 腹立つ「ひっつき虫」(コセンダングサ)

211116konosenn ■この時期、歩道や河川敷、公園などを歩いていると上着やズボン、靴下だけでなく、靴紐にまでくっついてくる「ひっつき虫」…(-.-)

■まぁ、自力では移動できない「植物」の、勢力拡大策でしょうから、無意識ながら、ある程度協力せざるを得ないでしょうが…

■こいつだけは「絶対許せない」という奴が「2種」いるのです。

■それは…

■『コセンダングサ』と『アレチヌスビトハギ』です!!!

前者は、「先端部のトゲ」が刺さって、それはもう「痛い痛い」…

■北米原産の1年草で、江戸時代に日本に入ってきたみたいです。

後者は、果実表面に細かい毛がビッシリ生えていて、まるで「面ファスナー」みたいにべったりくっついて「取るのに一苦労」…

■こちらは北米原産の1年草で、1965年にここ大阪で確認されたのが最初みたいです。

■今回は、『コセンダングサ』に注目したいと思います。

■花びらのない黄色い花が受粉すると、次第にあの「にっくき」トゲ付き種子に変わっていくのです…(-.-)

■腹立つ外来種の『コセンダングサ』…、1種だけだと思っていたのですが、実は同じような果実を付ける「親戚」みたいな奴がほかにもいたのです。

■やたら大きな総苞片(花(の集まり)を保護する苞葉(ほうよう)のこと)を持つ『アメリカセンダングサ』と、花に白い花びらが付いている『コシロノセンダングサ』の2種が、『コセンダングサ』と同様に、よく見かけるみたいです…

■でもまあ、花を観賞する訳ではないので、あの「トゲ付き種子」がほとんど同じ形である以上、種の見分けは、さして重要ではありませんね…(-.-)

■ちなみに、「センダングサ」の仲間には、在来種の『センダングサ』や『タウコギ』などもあるようですが、先の外来3種に比べれば、あまり出会う機会はありませんね。(圧倒的パワーの外来種ばかりに目がいって、気付かないだけかも知れませんが…)

 写真集 - 211116sendan.pdf

 ◆写真1~4: コセンダングサ

 ◆写真5~7: コシロノセンダングサ

  (写真6: 吸蜜する「ニホンミツバチ」)

 ◆写真8~10: アメリカセンダングサ

 ◆写真11: アレチヌスビトハギ

2021年11月15日 (月)

211115 「やり出せ」カタツムリ!

Katatumu北河内の淀川沿いの施設内の「コンクリートブロック」に…

■「カタツムリ」がいました。

■彼らの「」は炭酸カルシウムでできていますので、「カルシウム」をたくさん食べる必要があり、雨上がりなどで外を歩いていると、コンクリートブロック塀の表面で見かけることがありますね。

■今回出会った種は…、何か形が「変」です…

■近づいて見てみると…(O_O)

■何と「2匹」がくっついていたのです。

■種類は『ウスカワマイマイ』だと思いますが、どうやら「交尾」しているようです。

いったい、どっちがオスで、どっちがメスなの?」 

■正解は、「どちらもオスで、どちらもメス なのです!!

■「カタツムリ」は乾燥に弱いので、降雨時や夜間に活動することが多く、しかもその移動速度は低速…

■これでは、なかなか同種の個体に出会うことは難しいですし、せっかく出会っても「同性」であれば子孫を残すことができません。

■という理由が大きいのでしょう…、彼らは両性の機能を持っており、同種の個体に出会うと、「交尾」して互いの精子を相手の体内に送り込み、それぞれが産卵することができるのです。

■で、でも「交尾」といっても、生殖器は「ほっぺた」のあたりにありますので、「交頬(こうほほ)」と言う方が正確な表現かも知れませんね…

■ところで、「カタツムリ」という童謡の歌詞 だせ やり出せ 目玉出せ♪」の「やり」っていったい何?? と思われている方もおられましょうが…

■実は彼ら、交尾(交頬)のときに、カルシウムでできた「ヤリ」を、相手の体に突き刺すのです…(O_O)

■この「槍(やり)」は「恋矢(れんし)」と呼ばれている器官ですが、これは精子を送り込むものではなく、文字通り「突き刺す」ためのものなのです…

■何で、自分の子孫を産んでくれる相手の体に「傷」を付けるのか、子孫繁栄面からは極めて不合理な行為になると思うのですが…

■そのことに関する「研究成果」を調べてみると…

■「恋矢」を刺すことによって、相手が受精しやすくなる…、相手の交尾意欲を下げる効果があり、自分の遺伝子を残せる確率が上がる…、などと考えられているようです…

■でも…、体に「槍」を突き刺されるわけですから、その結果、寿命を縮めることになる、との「リスク」は避けられないでしょうね…(>_<)

 写真集 - 211115katatumu.pdf

 ◆写真1~4: 交尾中の「ウスカワマイマイ」

 ◆写真5~7: 交尾中の「ナミマイマイ」(北摂で撮影)

 ◆写真8: 飼育ケース内の「卵」(北摂で撮影)

2021年11月14日 (日)

211114 非生産的集団?(セグロアシナガバチ)

211114seguasi ■細長い体つきで、足が長く、「スズメバチ」に次いで「恐ろしげ」なハチ、「アシナガバチ」…

■その中でも最大級の大きさで、比較的がっしりした感じの種…『セグロアシナガバチ

■今回は、この種が「主役」です…(*^_^*)

■『キアシナガバチ』と似ていますが、本種のメスは触角全体が黄色く、『キアシナガバチ』は先端3分の1くらいだけが黄色いことで見分けることができますね。

■それと、『キアシナガバチ』はどちらかと言うと山地や山麓付近で出会うことが多いのに対して、本種は街中でも普通に姿を見ることができます。

■ここは北河内の淀川の堤防付近…、水防倉庫のような建物の軒裏に、今回の主役、『セグロアシナガバチ』がかたまって、とまっていたのです。

■別に雨が降っているわけでもなく、天気もいいのに、みんなで集まってじっとしているなんて…、何と「非生産的」な集団なのでしょう??

■さ、さらに、その数m横に、同じような集団が…(O_O)

■しかも、そちらの方には「」もあったのです…(O_O)(O_O)

■大きさが最大になるこの時期の巣は、150くらいの幼虫の部屋があるはずですが、この「巣」は女王バチが単独で作る最初の「巣」程度の25くらいの部屋しかありませんでした。

■この状況を見て、湧いてきた疑問は…(-.-)

■【疑問】 何で、この終焉期に、育房数が25程度の小さい巣しかないのでしょうか???

■【疑問】 何でこの集団、昼日中に巣の近くで「ボー」っとしているのでしょうか???

■何でこんなに「小さな巣」しかないのか、という「疑問」についてですが…

■推測ですが、あるときに「巣」が風雨で、或いは人間に駆除されてしまったりして壊れてしまったので、改めて作り直したということでしょうか。

■まぁ、成虫は、この時期の数としては少ないというわけではなく数十匹はいますので、「巣」を失った時期は夏の後半以降ではないかと思いますね…(-.-)

■また、集まっている個体を見ると、顔面の白い「オス」の姿も見えますので、既に新たに羽化する幼虫はおらず、よって幼虫に与える獲物を狩りに出かける必要もなく、間もなく「オス」と「新女王」が飛び立てば、今シーズンの活動も終焉…

■他巣の「オス」と交尾後に越冬する「新女王」以外の、「現女王」も「オス」も「働きバチ」ももうすぐ死んでしまうのです。

■と言うことは…、餌を与えるべき幼虫もおらず、巣の補修や防衛の必要もない…、「疑問」の答えは…、「特にやる仕事もないので、ぼんやりして過ごしている…」 ということなのでしょうね…(-.-)

 写真集 - 211114seguro.pdf

 ◆写真1~5: 何をするでもない集団

 ◆写真6: 10月末以降、1匹の姿もなし…

 ◆写真7: 獲物を探す働きバチの姿 【8月上旬撮影】

 ◆写真8・9: 女王バチが単独でつくった「初期巣」

 ◆写真10: 育房数100以上の巣 【8月上旬撮影】

2021年11月13日 (土)

211113 巧みな腹端芸?(ワタヘリクロノメイガ)

8_20211112231301 ■木の幹に産み付けられた『ジョロウグモ』の「卵のう」を見ていると…

■「卵のう」の近くに「」がとまっていたのです。

■翅を広げても25mmくらいの小さな「蛾」ですが、非常に変わった習性を持っているのです。

■最初、この「蛾」を見たときは…

■「腹端」に、何か小さな「毛虫」みたいなものがくっついているなぁ…、と思ったのですが、もしかするとこの「蛾」は何者かに「寄生」されており、その寄生虫が宿主の腹端から出てきたところでは?…、と思ったりもしました。

■でも…

■この「くっつき毛虫」或いは「寄生虫」…、蠢(うごめ)いていることは確かなのですが、「くっつかれている」或いは「寄生されている」当事者の「蛾」は、まったく「無関心」と言うか、完全に「平常心」を保っているのです。

■それでいて、腹端の「謎の生物」の方は、と言えば…

■「蠢く」というか「ゆっくりグルグル回っている」ような一定の動きを続けているのです。

■しばらく観察していたのですが、ついにこの「謎の生物」の正体が分かったのです…(O_O)

■「ぐるぐると回っている」のは、「謎の生物」と言う訳ではなく、「蛾」が自身の腹端の「毛の塊」みたいなものを、ゆっくりとぐるぐる回しているみたいなのです。

■この「蛾」の名前は…、『ワタヘリクロノメイガ』…

■幼虫の食草の一つである「綿」、そして翅が「黒く縁取られている」「ノメイガ」…、というところからの命名みたいです…

■ところで、この「蛾」、何でわざわざ腹端の「毛の塊」を動かす必要があるのでしょうか?

■理由はよく分かっていないようですが、「天敵」に急所を攻撃されないための作戦…、なのかも知れませんね。

■さて、この『ワタヘリクロノメイガ』…、「巧みな腹端芸を持つ愉快な奴」という訳ではなく、キュウリ、メロン、スイカなどの「ウリ科」作物のほか、オクラ、ワタなどの「アオイ科」作物の「害虫」としても有名な奴らしいのです…(>_<)

 写真集 - 211113meiga.pdf

2021年11月12日 (金)

211112 ジョロウグモの事件簿

211112jyoro2 ■先日、『211028 ジョロウグモの母の愛情』で、産卵後に「卵のう」に覆い被さるような体勢で、もちろん飲まず食わずで「卵のう」を守る「母グモ」を紹介しました。

■この時期になってもまだ、網の中央に居座る、超大きな『ジョロウグモ』のメス個体を見かけるのですが、木の幹や枝に産み付けられた「卵のう」と、ときにそれを守っている「母クモ」の姿を見ることも多くなってきました。

■そのような中、ある「事件」が発生したのです!! (O_O)

■防犯用に設置しているテレビカメラの映像に、何と大きな「クモ」のようなものが写っていたのです…(O_O) 写真枚目

■これは『ジョロウグモ』に間違いありませんね。

■最初の内は、「だらん」という感じで垂れ下がった、黄色と黒の斑模様の脚が動いていましたが、やがて、風に揺れるだけ…みたいになったのです。

■早速その場所に確認に行ってみると…

■カメラのレンズの日よけ部分に「卵のう」が産み付けられており、それを守るように『ジョロウグモ』の母グモが… 写真枚目

■「守るように」と書きましたが、最早「虫の息」状態みたいで、力なく糸に「ぶら下がっている」みたい…

■3日後に見に行くと、既に「母グモ」の姿はありませんでしたので、寿命が尽きて風に飛ばされてしまったのでしょうね…

■そのついでに、近くの木の幹を見て回ると…

■まだ産みたてみたいな純白で、木くずなどでのカムフラージュもされていない「卵のう」とその側に「母グモ」がいたのです…(O_O) 写真枚目

■し、しかも…

■その「産みたて純白卵のう」の右上にやや「黄色み」を帯びた、産卵後何日かが経過した「卵のう」もあったのです…(O_O)

他の個体の産んだ卵のうのすぐ側に産卵したみたい…、やはり、クモにも産卵適地みたいなものがあるのかなぁ~」 などと考えながら眺めていたのですが…

■その翌日、どうなったのか見に行くと…(O_O)(O_O)

■何と、母グモが2つの「卵のう」…、どちらかと言うと、「黄色み」を帯びた古い方を重点的に守っていたのです…写真枚目

■これは一体どういうことでしょうか??

■自分の産んだ「卵のう」がどちらかわからなくなってしまったのでしょうか?

■或いは、古い方の黄色みを帯びた卵のうも、この「母グモ」が産んだのでしょうか?(2回産卵する個体もいるそうですので…)

■はたまた、新しい方の卵のうを産んだ母グモは姿を消し、古い方の卵のうを産んだ母グモが戻ってきたのでしょうか?

■この「母グモ」に直接聞いてみたのですが、何ら返答はありませんでしたので、この疑問は「迷宮入り」…(>_<)

 写真集 - 211112jyoro.pdf

2021年11月11日 (木)

211111 オンブバッタの体色

211111onbuba ■今回は『オンブバッタ』特集です。

■本種は、優しい母親が子どもを「おんぶ」している…、と思われている方もおられるかもしれませんが、それはいます。

■小さな「オス」が、「メス」の背中にしがみついているのです。

■本種は、さして跳躍力も無く、飛ぶというより「歩いて」移動していることが多いところから察するに…

■その移動能力の「低さ」から、「メス」に出会うや否や、その背中に飛び乗って「独占」しようとしているのかも知れませんね。

■ところで、本種は他のバッタと同様、色と色の個体がいるのですが…

■おんぶ状態のペアを見ると…

■「」、「」、「」そして「」という、通りすべてに出会うことができますね。

■同種であれば、体の色には「無頓着」なのかと思いきや…

■そもそも、「鏡(かがみ)」を見る習慣は皆無でしょうから、自分自身の体色を知らないのかも知れませんね…

■まぁ、自分のを見れば何となく推測はできるのでしょうが…(-.-)

■でも、何で色と色の体色に分かれているのでしょうか??

■緑色の葉っぱの中で育つと緑色に、枯れ葉や土の多い環境では茶色になるのかな~、くらいにしか考えていなかったのですが…

■『アマガエル』のように成体の体色が周りの環境で変わる、という「スゴ技」を持っている訳でもなさそうですし…

■実は…、体色が決まる明確な条件はよく分かっていないそうです…(>_<)

■ただ、孵化する前から決まっているわけではなく、幼虫の時期の環境が、湿っていたのか乾いていたのか、また、他の幼虫が沢山いたのか少なかったのか、等で決まるみたいです。

■脱皮という成長過程があるからこそ、体色の変化が可能なのでしょう。

■ちなみに、幼虫期に個体群密度が高いとっぽい個体になるそうですので、本種の色個体は、乾燥していたり個体数が多い環境で育った可能性が高い、と言うことなのでしょうね。

 写真集 - 211111onbu.pdf

 ◆写真1: 緑―緑 ペア

 ◆写真2: 緑―茶 ペア

 ◆写真3: 茶―緑 ペア

 ◆写真4: 茶―茶 ペア

 ◆写真5: アオメアブに…(>_<)

 ◆写真6: 内翅が赤い外来種(はやにえ)

 

 ※ 外来種の『アカハネオンブバッタ』は、国内では南西諸島にのみ分布していましたが、

   近年になって近畿地方に侵入し、生息域を広げているようです…

2021年11月10日 (水)

211110 山頂草原

211110yasou ■これまで、『リンドウ』、『花すすき』そして『紅葉』と、大和葛城山頂付近の「」を紹介してきました…

■今回はその最終回…、この時期の山頂草原に咲く花などをまとめてみました。

■もう、「」間近…、という状況で、日に日にさも増していく中、ときに風吹きすさぶ「山頂草原」では、まだまだ野草の花が頑張って咲いているのです。

■既にれてしまったり、種子をに乗せて遠くへ飛ばしたりしている種もありますが、それらの様子をご覧ください。

 写真集 - 211110yasou.pdf

 ◆写真1: リンドウ

 ◆写真2: ススキ(花すすき)

 ◆写真3: ナデシコ

 ◆写真4 : リュウノウギク ルリマルノミハムシ

 ◆写真5: リュウノウギク オオハナアブ

 ◆写真6: ツリガネニンジン

 ◆写真7: アキノタムラソウ

 ◆写真8: ワレモコウ

 ◆写真9・10: コオニユリ(果実)

 ◆写真11: ヒヨドリソウ ナナホシテントウ

2021年11月 9日 (火)

211109 紅葉…(*^_^*)

211109kouyo ■今回は、「大和葛城山」の山頂付近で撮影した「紅葉」の様子をお届けします。

■写真枚目:  大阪と奈良の府県境 尾根筋の左側が大阪府、右側が奈良県。

■写真枚目:  尾根筋の向こう側に、はるか大阪中心部のビル群が見えます。

■写真3~7枚目:  府県境付近で撮影した紅葉

 写真集 - 211109kouyo.pdf

  ※ 本ブログのタイトルは「大阪の自然情報」ですが…、

    今回の画像の紅葉の美しいエリアは、正確には「奈良県御所市」になります。

2021年11月 8日 (月)

211108 晩秋の山頂草原を飛ぶ「ケバエ」…(O_O)

211108kebae ■昨日、『211107 踊るもふもふの国(ススキ草原)』で、大和葛城山頂の「ススキ草原」を紹介しましたが…

■草原に広がる「花すすき」を眺めていると…

■何か、「カゲロウ」みたいに「ぎこちなく」飛ぶ虫が、たくさんいたのです。

■でも、ここは水辺ではありませんし、飛翔時にあまり上下動もしませんので、「カゲロウ」とは違いますね。

■「ススキ」の穂にとまって休んでいるような個体もいますので、近づいて観察してみると…

■これは「ケバエ」に似た虫ですね。

■4月頃に、岬町の「多奈川ビオトープ」で、草原を低くふわふわ飛ぶ『メスアカケバエ』や『ハグロケバエ』を見たことがありますが、今回、「山頂ススキ草原」で見た虫も、これらの「ケバエ」と姿形といい、飛び方といい、そっくりだったのです。

■帰ってから図鑑で調べてみると…

■どうやら『ウスイロアシブトケバエ』という種みたいです。

■「ケバエ」は「春」の虫だと思い込んでいたのですが、「晩秋」の、しかも「山頂草原」に飛んでいるとは…、驚きですね…(O_O)

■写真集の最後の2枚は、『チャイロオオイシアブ』と言う名前のアブで、山頂付近の草原でよく出会う種です。

■平地でよく見かける『シオヤアブ』はサングラスをかけた『暴走族』という感じですが…

■本種はもっと力強そう…、強いて言えば「山賊」というイメージがしっくりきそうな奴ですね…(*_*)

 写真集 - 211108kebae.pdf

 ◆写真2~5: オス(ウスイロアシブトケバエ)

 ◆写真6~7: メス(ウスイロアシブトケバエ)

 ◆写真8~9: チャイロオオイシアブ

2021年11月 7日 (日)

211107 踊るもふもふの国…(ススキ草原)

211107susuki ■昨日、「大和葛城山頂」付近の、花期のピークを過ぎた『リンドウ』を紹介しました。

■少々気落ちしたのですが…、で、でも風になびく『ススキ』は見事でした!!

■「もふもふ」って感じの「の出たススキ」が、それはもう辺り一面を埋め尽くす様は圧巻

■これを「花すすき」と呼ぶのでしょうね…(*^_^*)

■そして、それらが一斉に風になびくと…

■まるで、山が波打っているかのよう…

■ススキ草原の中の遊歩道を歩いていると…、何か、「踊るもふもふの国?」に迷い込んだような不思議な感覚にとらわれてしまいますね…(+_+)

 ※「もふもふの国」… あくまで筆者のイメージで、実在する国ではありません…(>_<)

 写真集 - 211107susuki.pdf

 ◆写真1・2: 背後に見えるのは金剛山

 ◆写真3: 遠く大阪中心部のビル街

 ◆写真4: 眼下は大和平野(奈良盆地)

 ◆写真5~10: 山頂のススキ草原(もふもふの国)

2021年11月 6日 (土)

211106 あわや企画倒れ…(リンドウ)

211105rindo2 ■ここ数年、「大和葛城山頂」付近では、10月末~11月初旬にかけて『リンドウ』が満開になるのです。

■このことを知っている私は、今年もこの時期に目当ての場所に出かけてみたのです!!

今年は、季節の進み具合が少し遅れ気味かなぁ~、もしかするとまだ満開前かも…と少々不安になりながらも、昨年たくさんの花が咲いていたあたりを探してみると…

■す、既に開花の「ピーク」は過ぎていたのです…(O_O)

■まだ咲いている花はあるものの、茶色っぽくなって閉じている、明らかに開花期を終えた花がいっぱい…(T_T)

■そう言えば、今年の「秋」のはじめは例年になくかな日が続いたのですが、その直後にいきなりい日が…

■もしかすると、その気温の急激な低下に、『リンドウ』もてたのかも知れません…

■『のんびりしてたらになってしまう…、花粉を媒介してくれるたちがいなくなったら一大事…』 とばかりに一斉に開花…

■その結果、例年よりやや早めに開花のピークがきたのかも…(>_<)

■しかし、このままではこの「ブログ」に掲載しようと思っていた「美しいリンドウ」は、完全に企画倒れ

■仕方ありませんので、あちこち歩き回って、何とか「様になる」画像を探した結果が別添の「写真集」のとおりです…(>_<)

ちゃっちゃと撮影を終えて、あとはゆっくり紅葉を楽しもう…という目論見は見事なまでにご破算…(-.-)

 写真集 - 211105rindo.pdf

 ◆写真9・10: クロヒラタアブが訪花

2021年11月 5日 (金)

211105 生まれながらの「ハンター」(ハラビロカマキリ)

211105kamakiri ■ここは北河内の淀川沿いの施設内…

■「ウメ」の木に、お腹の大きな『ハラビロカマキリ』が…(O_O) 【写真集枚目】

■特に獲物を狙うわけでもなく、非常にスローな動きながら、枝の上を歩いていました。

■もしかすると、「産卵場所」を検討中…、なのかも知れませんね。

■その翌日、その近くの木の枝で、頭を下にして動きを止めた個体を発見!! 【写真集枚目】

■恐らく、前日に見た個体だと思います。

■「動かない」と言っても、「顔」だけはこちらに向けて、様子を伺っているようですね。

■「カマキリの産卵」は見たことがありませんので、しばらく観察することにしたのですが…

■じっとしたままで、いっこうに動きがありません…(>_<)

■ついに「根負け」して、その場を立ち去ることにしました。

■夕暮れ時に、再度見に行ったのですが、やはり同じ姿勢のまま、何ら変化はありませんでした…

■そして、その翌日、様子を見に行くと…(O_O)(O_O)

■何と、「卵鞘」が産み付けてあったのです!!! 【写真集枚目】

■周辺を探しましたが、既に母親の姿はありませんでした…

■野鳥に狙われないように、夜間に産卵したのでしょうね。

■この「卵鞘」の中に、小さな卵が100~300個くらい入っているそうです。

4~5月頃に一斉に孵化して「卵鞘」から出てくるのですが…、

■彼ら彼女らはみな「生まれながらのハンター」…、産まれたその日から、自分の食べものは自分で確保しなければ生きていけないのです。

■食べものを与えてくれる者も、獲物の捕らえ方を教えてくれる者も、誰もいないのです…

■そして…

■その中から、無事に成虫にまで育つことができるのは…

■わずかに2~3匹…(>_<)

(写真集の3、4枚目を拡大したものが、同5、6枚目です)

 写真集 - 211105harabirokama.pdf

2021年11月 4日 (木)

211104 ハチドリみたいな蛾(ホシホウジャク)

211104hosihi ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■散策路を歩いていると…

■路側に咲く「アザミ」の花に、まるで『ハチドリ』のように、ホバリングしながら、超長いストローのような「口」で吸蜜する虫が…

■吸蜜時間は短く、すぐに別の花に移動…、この移動速度がものすごく速いのです…(O_O)

■翅を広げると、6㎝弱くらいのこの虫…、名前は『ホシホウジャク』です。

■名前だけでは、一体何の種類なのかよくわかりませんが、漢字で書けば「星蜂雀」…

■何をもって「星」に見立てたのかは謎ですが、「蜂雀」とは「ハチのようにホバリングできるスズメガ」という意味でしょうね。

■そうです…、本種は「スズメガ」、つまり「」の仲間なのです。

■飛行スタイルは「格好いい」のですが、「」なのです…(-.-)

■でも「スズメガ」って、夜に活動するんじゃないの? あの『カラスウリ』は「スズメガ」に訪花してもらうために、夜間でも目立ちやすい「白いレース」状の花を咲かせると聞きますし…(-.-)

■そうですね…「スズメガ」って「夜の蛾」というイメージですが、この仲間の「ホウジャク類」は例外的に「昼間に活動」するのです。

■この『ホシホウジャク』…、山野ではよく見かける種なのですが、人の気配には敏感で、すぐに遠ざかっていくのですが…、今回は「接写」に成功!!

■この時期、『セイタカアワダチソウ』があちこちで開花中ですが、本種の好む「アザミ」の花が、このあたりにしか咲いていなかったからかも知れませんね。

■まぁ、先にも書いたとおり、飛翔時の姿は後翅のオレンジ色のラインが目立って「格好いい」のですが、とまっている姿は…

■最後の写真のとおり、「枯れ葉」っぽくて、何となく「野暮ったい」感じですね…(>_<)

■ところで、普通に飛ぶのと違って、空中で静止する「ホバリング」って、ものすごい回数の「はばたき」が必要だと思うのですが、いったい彼ら、どれくらい「はばたいて」いるのでしょう??

■驚くことに「70回/秒」くらいの超高速…、『181016 ホシホウジャク』 に詳しく書いていますので、そちらもご覧ください。

 写真集 - 211104hosihou.pdf

 ◆写真1~9: ホシホウジャク(8枚目は2匹)

 ◆写真10: は、「はやにえ」にされてる…

 ◆写真11: とまっている姿

2021年11月 3日 (水)

211103 「うっかりカワセミ」激写!

211103kawasemi ■ここは北河内の淀川沿いの「ため池」群…

■近くに水路もありますので、青い宝石『カワセミ』の「チイーッ」という鋭い鳴き声を毎日のように聞くことができます。

■鳴き声だけでなく、ときには水面を低く飛ぶ姿を見ることもあります!!

■でも…

■人の気配に「超敏感」ですので、なかなか接近しての撮影は難しいですね。

■高倍率の高級カメラを持っていれば、気配を感じさせない遠距離からの撮影ができるのでしょうが、安価なコンパクトデジカメではとてもとても…(>_<)

■で、でも…

■ごく希に、ですが、こちらに気付かずにすぐ近くにとまることがあるのです!

■ここであわてて、動作が大きくなると…

■「チイーッ」という声を残して、飛び去ってしまいます…(>_<)

■鳴き声無しに飛び去ることも多いですね。

■こんな失敗を繰り返した経験者は、「大チャ~ンス!」と心の中で叫びながら、「急がず慌てず」深呼吸などを一つ…

■あろうことかこの段階で飛び去ってしまうケースもあるのです…

■こうなると、もう あぁ~、もっと急ぎゃぁよかったぁ~」 と超後悔してしまいますけどね…

■先日、この「ごく希」な場面に遭遇…、「うっかりカワセミ」がすぐ近くに飛来してとまったのです!!

■枝葉に隠れて、こちらの姿に気付かなかったみたい…

■まるで「スローモーション」のような動きでカメラを構えて…「接写」…

■『うっかりカワセミ』までの距離は、わずか3mくらい…

■しかも、換羽をおえて間もないのでしょう…、青とオレンジの、あまりにも鮮やかな羽毛…(^_^)v

 写真集 - 211103kawasemi.pdf

2021年11月 2日 (火)

211102 水鳥たち(in多奈ビオ)

211102mizutori ■昨日、『211101 冬の制空権を握る猛禽(ノスリ)』で、岬町の「多奈川ビオトープ」のエリア上空を旋回する「猛禽」を紹介しましたが…

■その下の水面では、水鳥たちがのんびり漂っていたり、水面の水草を食べたり、潜って水中の水草を食べたりしていました。

■どんな種類がいるのでしょうか?

■『オオバン』が12羽、『ヒドリガモ』が7羽、『コガモ』が5羽、『バン』が3羽、『カイツブリ』が2羽、そして『クイナ』が2羽…

■数える前に、『コガモ』や『ヒドリガモ』が何度か、数羽ずつ飛び去っていきましたので、この2種については、もっと数が多かったと思います…

■他の4種は、飛び去ることはなく、人の気配など何らかの危険を察知すると…

■『ヒメガマ』の群落の中へと、泳いで隠れてしまいますね。

■人の気配には極めて敏感ですが、頭上を旋回飛行する『ノスリ』に対してはさほど警戒しているようには見えないのですが、何故でしょう?

■恐らく水面にいる限り、天敵の『ノスリ』や『オオタカ』には狙われにくいことを知っているのでしょうね。

 写真集 - 211102mizutori.pdf

 ◆写真1: ビオトープ池

 ◆写真2: オオバンが7羽

 ◆写真3: ヒドリガモが4羽、オオバンが1羽

 ◆写真4: 飛び立つヒドリガモ

 ◆写真5: オオバンが3羽、コガモとヒドリガモが各1羽

 ◆写真6: ヒドリガモが1羽、コガモが2羽

 ◆写真7: オオバンが1羽、バンが2羽

 ◆写真8: バンが3羽

 ◆写真9: クイナが1羽 草陰に

2021年11月 1日 (月)

211101 冬の制空権を握る猛禽(ノスリ)

211101nosuri2 ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■冬の制空権を握る、あの猛禽が姿を見せました。

■『ノスリ』です!!

■夏の間は何処に行っていたのでしょう??

■同じように、越冬のためにやって来た『ヒドリガモ』や『コガモ』、『ジョウビタキ』の姿も見ることができるようになりましたが、この3種はシベリアなどから、はるばる「海」を超えて飛来したのです…

■一方の『ノスリ』は海外との間を行き来する個体は少なく、国内の山地部や本州の中部以北で「繁殖」していることが多いみたいですね。

■ちなみに大阪では、能勢町で「繁殖」の記録があるようです。

■ここ「多奈川ビオトープ」では、昨冬、『コガモ』の捕食痕を何度か確認したのですが、本種による捕食の可能性が高いですね。

■『オオタカ』の姿を見ることもありますが、本種を見る頻度の方が圧倒的に多いですので…

■さて、本種の大きさですが…

■通年姿を見ることができる『トビ』よりも一回り小さく、『オオタカ』のメスと同程度くらい…、といったところですね。(『オオタカ』のオスよりは一回り大きいです)

 写真集 - 211101nosuri.pdf

 ◆写真1~7: ノスリ(3時間の滞在で、2回の上空旋回を確認)

 ◆写真8: 捕食される危険性のある『コガモ』の姿も…

2021年10月31日 (日)

211031 冬のアイドル到着!(ジョウビタキ)

211031kyobi2 ■10月中旬頃から、「ヒッ ヒッ」と聞こえる、遠くまで通る澄んだ鳴き声に気付いていたのですが、なかなかその姿を見ることはできませんでした。

■耳を澄ませば、「カッ カッ」という声も挟んでいますね。

■この野鳥の名前は…、『ジョウビタキ』!!

■ついに、今シーズン初めての撮影に成功しました。

■場所は岬町の「多奈川ビオトープ」です。

■夏の間は大陸方面へ渡って「繁殖」…、日本へは「越冬」にやって来ますので、雌雄関係なく、個体ごとに「なわばり」をつくります。

■その「なわばり」を「ヒッ ヒッ」という声でアピールしているのでしょうね。

オレンジ色の綺麗な外見の割には、ヒッヒッ カッカッ」って、鳴き声は地味だなぁ~…(-.-)

■いえいえ、本種の「さえずり」はとても美しい声ですよ!!(録音を聞いただけで、生の声は聞いたことがありませんが…)

■残念ながら、「さえずり」は繁殖期の鳴き声ですので、ここ大阪でそれを聞くことは無理でしょうね…

 写真集 - 211031jyobi.pdf

 ◆写真1・2: メス

 ◆写真3~8: オス

2021年10月30日 (土)

211030 「タイリクアカネ」は在来種

211030taiaka ■ここは北河内の淀川沿いの溜池群…

■「アカトンボ」の1種が、雌雄つながって、後の「メス」が水面に腹端を打ち付ける「打水産卵」を行っていました。

■周辺を探してみると…

■同じように産卵中のペアが2~3組と、単独で水面上を飛んでいる「オス」が何匹かいました。

■この種の名前は『タイリクアカネ』…

■何か、名前からして「外来種」みたいですが、在来アカトンボ(アカネ属)の1種です。

■本種は、日本以外でもユーラシア大陸の温帯域・亜寒帯域に広く分布しており、ヨーロッパでは最も個体数の多い「トンボ」だとも言われています。

■図鑑を見ると、「沿岸域」に多いとありますが、この場所は海から20kmほど内陸に入ったところ…、全然「沿岸域」ではありませんが…

■また、本種は、「屋外プール」でもよく産卵することが知られています(他にコノシメトンボ、ネキトンボ、ウスバキトンボなど)が、羽化する際に水面から出ることができなかったり、プール掃除が行われたりすることが大きな「リスク」でしょうね…(-.-)

■ちなみに、本種は『アキアカネ』に似ていますが、いくつか見分けるポイントがありますので、調べてみてください。

 写真集 - 211030taiaka.pdf

2021年10月29日 (金)

211029 びっくり「はやにえ」

211029hayanie ■ここは北河内の淀川沿いの溜池群…

■3~5羽くらいの『モズ』が、それぞれ「高鳴き」や「はやにえ」で自分の「なわばり」をアピールしています!!

■繁殖期は、あれだけ仲が良さそうだった「ペア」も、秋~冬の間は単独で「なわばり」を持つのです。

■木の梢や電線の上で「キーキチキチキチキチッ」などと「縄張り宣言」に余念無い個体を見ていると…

■この場所では「メス」が多いように思いますが、「オス」もいますね…

■縄張り内に侵入してきた同種の個体を追い払っているのでしょう…、「キイキイ」けたたましく鳴きながら追いかけている2羽を観察すると…

■逃げる「オス」を執拗に追い払っているのが「メス」だったりするのです…

■これは決して「痴話喧嘩」などではなく、「なわばりを死守する行動」なのでしょうね…(>_<)

■昆虫やカエルなどを主な食料とする本種にとって、冬場の餌の確保は「死活問題」でしょうから… 

■この場所では、既に9月末頃から「高鳴き」する「モズ」の姿を見るようになり、『211007 モズの縄張り宣言!』でも紹介したところです。

■今回は、その後の観察で撮影した「びっくりはやにえ」と、寒さに耐える「ふくらモズ」の様子を紹介します。

 写真集 - 211029hayanie.pdf

 ◆写真1: エンマコオロギ(雌)のはやにえ

 ◆写真2: ショウリョウバッタ(雌)のはやにえ

 ◆写真3・4: ギンヤンマ(雄)のはやにえ

 ◆写真5・6: スッポン幼体はやにえ

 ◆写真7・8: スッポン幼体はやにえ

 ◆写真9: モズの雄成鳥

 ◆写真10: 同上(寒いのか「ふくら」状態)

2021年10月28日 (木)

211028 ジョロウグモの母の愛情

211028jyorou ■盛夏の頃、それまで我が物顔に「網」を広げていた『コガネグモ』に代わって、俄然、勢力を増してきた『ジョロウグモ』…

■秋も深まるこの時期になると、「網」の真ん中あたりに「でん」と構えた、超大きな体の「メス」がやたら目立ちますね…

■本種の産卵時期は10月中旬~11月頃(コガネグモは7~8月)、そろそろ産卵する個体も出始めています。

■「網」が張ってあるのに、そのが不在の場合、その付近の木の幹や枝を探してみると…

■いました!! 随分「ほっそり」した本種の「メス」が木の幹でじっとしていました…

■そして、その体の下を見ると…

■細いネット状の糸の中に「球形」の、わずかに赤っぽい「卵のう」があったのです。

■この母グモ…、産卵後に細かな糸をネット状に張って、その表面に木くずなどを付けてカモフラージュ…

■さらに、その上に自らが覆い被さるような体勢で、卵のうを守っているのですね…(O_O)

■恐らく、残された命は短いでしょうが、命尽きるまで飲まず食わずで、卵のうを守るのかも知れませんね…(T_T)

 ※ 母グモの下に「イラガ」のまゆがありますが、これは無関係です。

 写真集 - 211028jyorou.pdf

2021年10月27日 (水)

211027 ゴマダラチョウの正面顔

211027gomadara ■滑空を交えながら軽やかに飛翔する大きな「タテハチョウ」…

■その翅を見ると、黒地白い斑紋がちりばめられたよう…

■これは『ゴマダラチョウ』ですね。

■成虫が、『クヌギ』や『コナラ』の樹液に飛来する姿をよく見ます…

■また、幼虫の食草は『エノキ』ですので、成虫がこの木に産卵にやって来る姿を見ることもありますね。

■今年、このブログでは、『210418 特定外来種「アカボシゴマダラ」??』で幼虫の姿を、そして『210613 ゴマダラチョウの産卵』で産卵の様子を取り上げましたが…

■今回は、成虫のオレンジ色の「複眼」と黄色い「口吻」をばっちり捉えた、「正面顔」の接写画像をお届けします。

 写真集 - 211027gomadara.pdf

 ◆写真1~5: 休息中の姿を接写!

 ◆写真6: クヌギの樹液をなめる成虫【5月下旬撮影】

 ◆写真7: 榎の葉の裏で冬眠する幼虫【12月中旬撮影】

 ※写真67 岬町の多奈川ビオトープで撮影

2021年10月26日 (火)

211026 オオスズメバチの毒針

211026osuzu ■一月ほど前に、『オオスズメバチ』による刺傷事故が発生した場所で、「自然観察会」を実施することになりました。

■事故発生後、営巣場所の調査や、餌場となる樹液漏出木の分布調査を入念に行いました。

■幸い、自然観察コース周辺に営巣場所は見つからなかったものの、数匹が集まる餌場(クヌギ)が何カ所か確認できました。

■自然観察コースから50m以上離れている「餌場」はそのままにし、50m以内の3箇所については、防虫スプレーを使って「退散」してもらいました。

■多くの個体は飛び去ったのですが、スプレーの直射を受けてしまった数個体は地面に落下…

■刺されないように細心の注意を払いながら「接写」…

■「毒針」の撮影にも成功しました…(O_O)

 写真集 - 211026oosuzu.pdf

 ◆写真1: クヌギの樹液に集まるオオスズメバチ

 ◆写真2~9: 落下個体

  ※写真3の個体は「舌」、写真49の個体は「毒針」が…

2021年10月25日 (月)

211025 ヒメアカタテハって奴は…

211025himeaka ■10月23日(土)、近畿地方に吹いた風は「木枯らし1号」…

■もう、の足跡が近づいてきたみたいですね…

■気象台の発表では、近畿地方での「木枯らし1号」の観測は昨年と同日だったのですが、記録が残る昭和30年以降では、最も早い観測だそうです…(>_<)

■池の水面上を飛び交っていた「トンボ」の姿も少なくなり、代わって『ヒドリガモ』や『コガモ』が姿を見せるようになってきました。

■このような中、まだ元気に飛び回っているのはチョウチョ

■「元気に」、とは言いましたが、既に「オス」の姿は無く、産卵場所を探している「メス」が飛び回っているだけかも知れませんが…

■と思いきや、「メス」に交尾を迫る「オス」の姿を観察したのです…(O_O)

■その種は『ヒメアカタテハ』…

■世界中に広く分布している「コスモポリタン種」だけあって、寒さにもめげず、頑張ってますね…

■でもこのペア、しばらく見ていましたが、「メス」は頑として翅を閉じることなく体をガード…

■やがて、諦めた「オス」は飛び去っていきました…

■「メス」にしてみれば、産卵に体力いるのに、鬱陶しいやっちゃなぁ~という感じだったのかも知れませんね…

 写真集 - 211025himeaka.pdf

 ◆写真3~10: メスにすり寄るオス…(>_<)

2021年10月24日 (日)

211024 身を守る「玉虫色」(タマムシ)

211024tamamu ■今回は、「フライイング・レインボー(個人的感想ですが)こと、『タマムシ』の特集です。

■既に2ヶ月ほど前、『210820 古墳群とタマムシ』で取り上げた種ですが、あの時はすぐに飛び去ってしまったので、ろくに撮影できませんでしたが、今回は「接写」に成功!! (^_^)v

■翅に「」のような、赤と緑を主体とする「縦じま」がある「美麗種」…

■こんなに目立って、しかも飛ぶときは直線的でゆっくり…

■これはもう、野鳥に「どうぞお食べください」って言ってるようなもの…

■それでも、捕食から逃れることができるのは、きっと体に「毒」を持っているから…

■と思いきや、本種は「無毒」です…

■何で、野鳥から狙われないの???

■実は…

■どうやら野鳥には、「色が変わるもの」を警戒する性質があるそうなのです。

■見る角度、光のあたり方によって、翅の金属光沢の虹色が変化するから捕食されない…

■と言うことは、いわゆる「玉虫色」ってことですね。

■本種は、真夏の炎天下に『エノキ』のてっぺん付近で飛び回っていて、とても撮影の難しい種…、と思っていたのですが、今年は偶然にも至近距離で「回」も出会うことができたのです。

■2年ちょっと前に、真夏の雑木林で、『ヤマザクラ』の枯死木に産卵のため飛来した「メス」を撮影した際の記事を参考に添えておきます。  → 『190820 タマムシ

■ちなみに、今年の撮影個体は、いずれも「オス」だと思います。

(最後の写真は、捕まえて仰向けに葉の上に置いて撮影。 この直後、飛び去ってしまいました… 怒ったのだと思います…)

 写真集 - 211024tamamu.pdf

2021年10月23日 (土)

211023 悪魔のパラサイト(ハリガネムシ)

211023harigane ■世の中には「超ろしい」パラサイト(寄生生物)がいるのです。

■身近なものとして、「カマキリ」や「カマドウマ」などに寄生する『ハリガネムシ』という種がいます。

■秋になると、水辺をふらつく『ハラビロカマキリ』などの「カマキリ」の姿を見ることがあります。

■こんなところで何をしているのでしょう? 

■ハンティングの場としても、産卵の場としても、適しているとは思えないのですが…

■そして…

■彼らは、あろうことか、水の中に入っていくのです…(O_O)

■「えっ…、にゅ、入水自殺でもするの??

■その後、どうなるのか迄は、見届ける機会に恵まれていないのですが…

■どうやら、お尻から、「にゅるにゅる」黒いひも状のものが出てくるらしいのです。

■それこそ、悪魔のパラサイト『ハリガネムシ』なのです。

■この虫、繁殖は水中で行いますので、寄主の体内で成熟したら、何とか水中に戻らなければなりません。

■でも…

■普通、「カマキリ」はその生涯を通じて、水中とは無関係なはず…

■この「カマキリ」の謎の行動は、パラサイトにより「マインドコントロール」された結果、だと考えられているのです…(O_O)(O_O)

■ここで大きな疑問が…

■何で、水中で産まれた『ハリガネムシ』の子どもが、「カマキリ」の体内に入ることができたのでしょうか?

■ご興味をお持ちの方は、『ハリガネムシ』で検索してみてください。

■その、何とも巧妙な生き様に「感激」、というか、恐ろしくて「鳥肌もの」ですね…(>_<)

 写真集 - 211023hartigane.pdf

 ◆写真1: 事故死したオオカマキリから

 ◆写真2: 事故死したハラビロカマキリから

  (写真1・2のカマキリは、水辺へと移動中に事故死したみたい)

 ◆写真3: 捕獲したオオカマキリの腹部を水につけると…

       1匹の腹端からハリガネムシが…(>_<)

2021年10月22日 (金)

211022 毒蝶に擬態する「蛾」(アゲハモドキ)

211022aagemodo2北摂の里山を歩いていると…

■純白の毛糸で作ったような、不思議な物体を見つけました。

■最初は「虫こぶかなぁ~」と思ったのですが、見ていると…

■この「謎の白毛糸」…、いているのです…(O_O)

■周りの枝葉を探してみると、同じような「白毛糸」がいて、中には『ミズキ』の葉っぱを食べているやつも…

■これは、『アゲハモドキ』の幼虫ですね。

■今の時期に「幼虫」だということは、「蛹」で越冬するのでしょうね。

■「白毛糸」は、ロウ状物質…、これを身にまとっているので、言わば「ゴージャスなイモムシ」といったところでしょうか…

■ところでこの「ゴージャス・イモムシ」…、羽化するとどんなチョウになるのでしょう?

■『アゲハモドキ』という名前から察するに…、「アゲハチョウ」に似ているのでしょうか?

■実は本種、チョウチョではなく「」なのです。

■毒を持つ『ジャコウアゲハ(のメス)に「擬態」して、野鳥などに捕食されないようにしている「蛾」なのです。

■本種と同様に、毒蝶の『ジャコウアゲハ』に擬態している種として、『クロアゲハ』や『オナガアゲハ』が知られていますね。

 写真集 - 211022agemodo.pdf

 ◆写真1~5: 幼虫

 ◆写真6~7: 成虫

 ◆写真8: 腹部まで赤い模様で「擬態」

 ◆写真9・10: ジャコウアゲハ(毒蝶)

2021年10月21日 (木)

211021 悪魔の遣い?(ホタルガ)

211021hotaru ■林内を歩いていると…

■黒っぽくて、翅に白い帯のある「」に出会うことがあります。

■薄暗い林内や林縁を、昼間っから「ヒラヒラ」ゆっくりと飛んでいます。

■ゆっくりと飛んでいるので、はばたく回数が少ないからでしょう…、飛んでいても翅の「白い帯」がよく目立ちますね。

■でも、こんなに「のんびり」と飛んでいると、野鳥などの外敵に狙われないのか、心配になりますね…(-.-)

■とまっている姿を観察すると…

■羽毛のような「立派な触角」に「真っ赤な頭部」…、白い帯模様のある「黒いコート」…。

■この外見で薄暗いところを「ヒラヒラ」…、これはもう「悪魔の使い」かと思ってしまいますよね。

(ただし、「悪魔の遣い」ってものを実際に見たことはありませんが…)

■本種の名は『ホタルガ』…

■成虫は年に回出現するようで、その時期は5~6月と9~10月…

■ですので、夏の間は出会うことのなかった本種ですが、になって見かけるようになったのですね。

■この「黒いコート」ですが、「オスが右前」で「メスが左前」…、かと思いきや、特には決まっていないみたい…

■ところで、何で名前に「ホタル」と付くのかと言えば…、全身「黒」で頭部だけが「赤」…、この体色が「ホタル」を思わせるからでしょうね。

■と言うことは、本種は「ホタル」に擬態しているのでしょう…、「ホタル」はを持っており、野鳥はほとんど食べないようですので(ただし、人間にはほとんど影響はありませんが…)

■でもまぁ、本種は別に「ホタル」に擬態しなくても良かったのではないか、との疑問もあります。

■何せ、幼虫、成虫ともに、野鳥などの捕食者が嫌がる特異な臭いの「体液」を分泌しますので…(-_-)

 写真集 - 211021hotaruga.pdf

 ◆写真1~5: オス

 ◆写真6~11: メス

 ◆写真12・13: 吸蜜(ミズキ?)【月上旬撮影】

2021年10月20日 (水)

211020 看板倒れ(ヒメカマキリ)

211020himekama北摂の里山を歩いていると…

■遊歩道の手すりの上に、体長3㎝ほどの小柄の「カマキリ」がいました!!

■何と、模様入りの金色複眼

■何とも「ゴージャス」というか、どちらかと言うと「挑戦的」な目つき…

■と思いきや、こちらの気配を察するや、すぐさま葉裏や手すりの裏側などに身を隠したり、飛んで逃げたり、脱力して地面の草むらの中へ落下したり…

■「逃げるが勝ち」を信条にしているのか、非常に素早い身のこなしで、こちらの視界から消えていくのです…

■なかなかの「やり手」みたいですね…

■他種の「カマキリ」でしたら、逃げる前にこちらの動きを見極めようとするが如く、動きを止めて凝視してきたり、ときに「カマ」を振り上げて「ファイティングポーズ」をとったりするものなのですが…

■本種の名前は『ヒメカマキリ』… 

■国内に生息する「カマキリ」の中で、唯一「ハナカマキリ科」に属する種なのです。(他種は「カマキリ科」に属します)

■「ハナカマキリ」と聞くと、あのピンク色で、ラン科の花に擬態する「超華やかな」外見を想像してしまうのですが…

■しかも名前が「かまきり」…

■これはもう完全に「看板倒れ」…

■どう「ひいき目」に見ても、本種に「華やかさ」は感じられないのですから…(>_<)

■そして、本種の「最終奥義」は…、「死んだふり」ですし…

 写真集 - 211020himekama.pdf

 ◆写真5: これは「葉っぱ」に擬態??

 ◆写真6: これは奇跡のショット!

 ◆写真7: 何と「アキアカネ」を捕食

 ◆写真8・9: 交尾するペア。 目つき悪~

 ◆写真10・11: 幼体 【9月上旬撮影】

2021年10月19日 (火)

211019 おぞましい光景…(ヌルデ)

211019nurude ■季節は「」、『ヌルデ』の木を見ると、ついつい「虫こぶ」を探してしまいます。

■緑の葉っぱが茂っているときには、気付くことはなかったのですが、秋も深まり、落葉し始める頃になると、俄然この「虫こぶ」が目立ってきますね。

■と言うのは昨年までの話…

■今年は、まだ秋が深まる前…、まだ落葉が始まらない今の時期に、『ヌルデ』の木を丹念にチェックしてみると…

■ありました!!

■下から見上げると、淡い黄緑色の葉裏と同じような色ですので、たいていは見逃してしまうでしょうが、きっとどこかにあるはずと思って、探してみると…

■案外、簡単に見つけることができますね。

■自然観察も同様で、何にもいそうにないなぁ~と思いながら歩いていても、特に何も目に入ってこないのですが、きっと何かいるはずだ!」 と思いながら歩いていると、不思議と色々な生きものに出会えたりしますしね…

■ところで、この「虫こぶ」、大きいものですと10㎝以上もあるのですが、いったい中に何がいるんだろう? 開けてごらんと言っても、あっ、じゃあやってみますと答える方は少ないでしょうね…

■何か、不気味な、得体の知れない「毒虫」が出てきたも困りますしね… 

じゃぁ、割って中を見てみましょう!と言うと、特に子ども達は興味津々。

■この「虫こぶ」、外皮は3mmくらいの厚さで、中は空っぽ…

■ですから、簡単に割ることができるのです。

■中に、ぽつんと1匹、丸っこい呑気そうな虫でもいればかわいいのですが…

■実際は何とも「おぞましい」光景を、目の当たりにすることになるのです…(>_<)

■外皮の内側には、ウジ虫みたいな奴が、それはもう「うじゃうじゃ」…

■今回は、まだ葉っぱが緑の内に開けてみたのですが、落葉が進む11月頃に開けてみると…

■あの「ウジ虫ちゃん」たち、少し成長して「翅」が生えているのです…

■やがて、虫こぶの外皮が朽ちて穴が開くと…

■外の世界へ飛び立っていくのでしょうね。

■いったい、彼らは何者なのでしょうか? いったい彼らはどのような暮らしをしているのでしょうか? 

■ご興味をお持ちの方は、是非、調べてみてください。(「ヌルデ 虫こぶ」等のキーワードで検索)

 写真集 - 211019nurude.pdf

 ◆写真1~3: 初秋の虫こぶ

 ◆写真4: 虫こぶを採取(枝葉も取ってしまった…)

 ◆写真5~7: 虫こぶを割ってみると…(>_<)

 ◆写真8: 虫こぶを採取(またも枝葉まで…)

 ◆写真9・10: 虫こぶの内部

 ◆写真11: 晩秋の虫こぶ内部(あのウジ虫に翅が)【11月上旬撮影】

2021年10月18日 (月)

211018 ちんちろちんちろちんちろりん

211018matuaomatu  ■夕暮れの淀川河川敷を自転車で走っていると…

■堤防や河川敷内の草むらから、いろいろな虫の声が聞こえてきます。

■そのひとつに、「ティッ ティリリ」と聞こえる短くて鋭い声があります。

■これは『マツムシ』の鳴き声なのです。

■童謡ではチンチロ チンチロ チンチロリンと、何ともメルヘンチックに歌われますので、多くの方はそのような穏やかな鳴き声を想像されているかも知れませんが、全然違いますね…

■でも、「夢」を壊してはいけませんので、何とか「チンチロ」と聞き取ろうと思うのですが…

■やはり、何度聞いても「ティッ ティリリ !!

■このままでは「童謡」の歌詞 ああおもしろい 虫の声 は誤りで、ああ厳しげな 虫の声が正解なのだと思ってしまいそう…

■この歌の作詞作曲者は「不詳」みたいですが、作詞者の聞いた『マツムシ』は、疲れていたのか弱っていたのか…、きっと弱々しげにゆっくりと鳴いたので、「チンチロリン」と聞こえたのでしょうね…(-.-)

■でも…

■この歌の2番に出てくる『きりきりきりきり』という声も、果たして「コオロギ」でいいのか、という問題もありますね…

(し、しかも…この「コオロギ」のところ、1932年までは「キリギリス」だったらしいです…)

■この『マツムシ』…、姿を見る機会はなかったのですが、岬町の「多奈川ビオトープ」で、真っ昼間に草むらから「のこのこ」出てきた個体を見つけたのです。

■外見は薄茶色で、超地味な感じでした…

■ところで、最近、街中の街路樹などで、夕暮れ時になると「リーリーリー」と甲高くて大音量の声があちこちから聞こえてきて、やがて大合唱…

■夏の朝の『クマゼミ』の大合唱には辟易しましたが、ようやくそれに開放されたかと思うと、今度は秋の夜の『アオマツムシ』の大合唱…(>_<)

■あんなに大きな音を出すのだから、相当でかい奴だろう…、と思いきや…、先の『マツムシ』をほっそりさせたような、決して「でかく」はない体だったのです。

■ちなみに、『アオマツムシ』は在来種ではないのです。

■明治期に中国大陸から日本に入ってきた「外来種」だと考えられており、1970年頃から数が増え始めたようで、今では都市内の街路樹や庭木にも普通に生息していますね。

 写真集 - 211018matuaomatu.pdf

 ◆写真1・2: マツムシ(オス)

 ◆写真3・4: アオマツムシ(オス)

         (翅の透明な部分は、背中の色が見えています)

 ◆写真5・6: アオマツムシ(メス)

 ◆写真7: アオマツムシペア

2021年10月17日 (日)

211017 最大級のアゲハ(ナガサキアゲハ)

211017nagaagejpg ■北摂の里山を歩いていると…

■大きな「アゲハチョウ」が、『アベリア』の花を吸蜜していました。

■これは、大きさ(前翅長)が8㎝ほどの個体もいる、日本のアゲハチョウ類の中では最大級の種『ナガサキアゲハ』(『カラスアゲハ』や『モンキアゲハ』も大きいです)ですね。

■参考までに、よく見かける『ナミアゲハ』の大きさ(前翅長)は、大きな個体でも6㎝以下です。

■本種の特徴は、「尾状突起」を持たないことと、雌雄で体色が大きく異なることです。

■オスは全体が「黒」くて地味、メスは翅の基部の赤色と、大きな白色紋が美しいですね。

■さらに、本種は温暖化の「指標種」としても注目されています。

■江戸時代には九州以南に限られていた分布域は、今では東京近郊でも普通に見ることのできる種になっているようです。

■この分布域の拡大は、「温暖化」とともに、幼虫の食草(ミカン、カラタチなどミカン科植物)の栽培区域が広がったことも大きな理由みたいです。

終齢幼虫の大きさは、全長6㎝ほどにもなり、国内のアゲハチョウ類の幼虫としては最も大きいですね。

■ちなみに、本種の命名の由来を調べてみると…

■1820年代に来日した『シーボルト』が、長崎県で最初に採集したところから…、だそうです。

 写真集 - 211017nagaage.pdf

 ◆写真1~5: アベリアの花を吸蜜中のメス

 ◆写真6: ヒガンバナを吸蜜中のメス【9月上旬撮影】

 ◆写真7・8: 休息中のメス

 ◆写真9・10: 休息中のオス

 ◆写真11: 終齢幼虫【11月下旬撮影】

2021年10月16日 (土)

211016 花まで紅白(ミズヒキ)

211016mizuhik2i ■盛夏を過ぎた頃、それまで草むらの中で目立たなかった種が、赤や白の小さな花を咲かせて俄然、存在感を増します。

■細長い花柱に、まばらに赤い小さな花が付いています

■そしてこの「花柱」…、上からは赤く、下からは白く見えるので、お祝いの「のし袋」にかける

紅白の水引」を連想させますね…

■そのことから、この種に付けられた名前は『ミズヒキ(ソウ)』…

■近づいてじっくり観察すると…

■花は、赤い米粒みたいな形で先っちょから1本の芽が出ているのです…(O_O)

■いやいや、「赤い米粒」は開花しているわけではなく、ところどころに開花している花があったのです。

■し、しかも…

■花の上半分は「赤」く、下半分は「白」…、何と花まで「紅白」なのですね!!

■ちなみに、4枚の花びらに見えるのは、「がく」なのだそうです(この花には花びらはないのですね)

■じゃぁ、開花していない「赤い米粒」はいったい何??

■これは、花がじた状態…、開花するのは午前中の数時間だけみたい…。

■花柱にはいっぱい花が付いているのに、どれを見ても開花している花は少ないなぁ…と思っていたのですが、それが理由だったのですね。

■紅白に塗り分けられた可愛らしい小さな花を堪能したければ…、午前中に出かけることがポイントなのです。

■一つ、気になるのは「赤い米粒の先っちょから出ている1本の芽」…

■調べてみると…

■この「1本の芽」は「めしべの花柱」…、受粉後に果実が膨らんでも脱落せず、先端がカギ状に曲がることで、動物の毛などに引っかかって、種子を遠くまで運んでもらおう、という作戦みたいです…(^o^)

 写真集 - 211016mizuhiki.pdf

2021年10月15日 (金)

211015 変なツマグロヒョウモン

211015tumahyo ■「ヒョウモンチョウ」の仲間は、翅表の模様がオレンジ地に黒い斑点模様…

■これを、野獣の「ヒョウ」の毛皮の色に見立てて、「ヒョウモン」と名付けられたのですね。

■日本には十種類以上いるそうですが、その多くはスミレ類を食草としているようです。

■この中で、わずか1種類だけが街中に生息域を広げているのです。

■ご存じの方も多いでしょうが、その種の名前は『ツマグロヒョウモン』…

■山地部で見かけることが多い種ですが、街中にも結構普通に飛んでいるのです。

■なぜ、野生のスミレ類がほとんど生息していない都市部で、本種が広がっているのかと言えば…

■幼虫が、野生のスミレ類のみならず、園芸種の「パンジー」や「ビオラ」なども食べるからです。

■もともとは南方系の種ですが、パンジーなどの園芸植物に紛れて広がったことと、温暖化の影響も本種の生息域拡大にとって「追い風」になっているようですね。(2000年代に入り、東京付近でも普通に見られるようになっています)

■この幼虫、黒とオレンジ色のど派手な体色に加え、体中に突起を持つ、見るからに「毒々しい」やつ…、パンジーなどを育てている方々にとっては、にっくき「毒虫」…

■でも、「毒虫」っぽいのは見かけだけで、突起が刺さることもなければ毒も持っていません。完全に「見かけ倒し」なやつなのです。

■さて、この『ツマグロヒョウモン』…、名前にもなっている「端(つま)」が「黒っぽい」のはメスだけで、これは有毒チョウの『カバマダラ』に「擬態」していると考えられています。

■で、でも…

■この「擬態」のモデルである『カバマダラ』…、『ツマグロヒョウモン』と同様に生息域を北上させているとは言え、まだ定着しているのは九州南部あたりまで…

■北上スピードがあまりにも異なるので、捕食者(主に野鳥やトンボなど)たちは、この毒蝶『カバマダラ』など見たことがないのです…

■つまり、皆の知らない毒蝶に「擬態」しても何ら効果はないのです。

■し、しかも…

■たとえ、はるか南方では「擬態」が有効である、としても、何で「メス」だけ擬態しているのか、「オス」は擬態しなくても大丈夫だったのか…、何か疑問だらけの種ですね…(-.-)

 写真集 - 211015tumahyo.pdf

 ◆写真1: ツマグロヒョウモンのメス

 ◆写真2: 交尾するペア(手前がメス)

 ◆写真3: メスに交尾を迫るオス

 ◆写真4~6: そこに別のオスが乱入

 ◆写真7: ぶち切れて、追い払いにかかるオス

 ◆写真8: オスが去って、ほっとするメス

 ◆写真9~12: 追い払いに成功、舞い戻ったオスが再び…

 ◆写真13: ついにオスが諦めて退散

2021年10月14日 (木)

211014 他人の空似(モンシロモドキ)

211013monsiro ■ここは岬町の「多奈川ビオトープ」…

■エリア内を歩いていると、何か白っぽいチョウチョがヒラヒラ飛んでいました。

■「あぁ、あれはモンシロチョウだな」 と思いながらその姿を目で追ったのですが…

■何となく翅の黒味が強いような感じ…、「スジグロシロチョウかも知れないなぁ」と思ってさらに目で追うと…

■近くの木の、葉っぱの上にとまったのです。

■近づいてみると…

■これは「」ですね…

■飛んでいる姿や翅の模様も「シロチョウ」の仲間(ここ大阪では、「モンシロチョウ」や「スジグロシロチョウ」など)にそっくりなのですが、葉にとまった姿は全然違いますね…

■触角や、翅の下の体を見ると…、完全に「蛾」ですね…(>_<)

■本種の名前は『モンシロモドキ』 (触角の形状からこの個体は「メス」です)

■昼行性で花にもよく集まり、花を探してヒラヒラと飛ぶ姿が『モンシロチョウ』に似ているところからの命名ですね…、まぁ「もどき」何て名前を付けられて気の毒ではありますが…

■本種に出会ったことは今回が初めてですが、どうやら南方系の種で本州にも分布しているものの個体数は少ないようですね。

■ちなみに本種、無毒の『モンシロチョウ』に「擬態」するメリットなど何もないでしょうから、単なる「他人の空似」、なのでしょうね、たぶん…

 写真集 - 211014monsiromo.pdf

 ◆写真1~4: モンシロモドキ(メス)

 ◆写真5: 交尾拒否姿勢の「スジグロシロチョウ」のメス

      この姿勢だと、「モンシロモドキ」に似ていますね…

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